ってか、良く考えたら訛ってないよね
なんやかんやで一晩ゴブリンの村に
お世話になる事になってしまったが、
さっきから頭の隅に引っかかってる事が
どうにもスッキリしない、ホントモヤモヤする。
「アキ導師様、この家をお使いください。」
案内されたのは平屋の一軒家でベッドも有り
普通の生活が送れそうな所だった、てか
ゴブリンの皆さん家の建設技術スゲーな。
疑問をそのままアカゴブに言ってみると
意外な返答が返って来た。
「我々ゴブリン族は家具レベル位までの
木工が得意なんです、家位の大物になってくると
力のあるオーク族の皆さんが立ててくれて
内装関係を我々がやる事が普通なんです。」
「成程、説明有難う、良く分かりました
所で、他の皆さんは語尾が少し訛ってますが
皆さんは本当に流暢に喋られますね。」
「あ、それは魔法を発動させる時、呪文自身が
訛ってると発動しないからお師匠様に訛りを
直させられたのです。」
「あー成程ねー、納得しました、有難う」
「そんな事より導師様、良ければ食事の前に
お風呂は如何ですか?」
「え?お風呂あるの?」
「はい、村の奥に温泉が湧いてますので
いつでも入れます、食事も用意しておきますので
今日はごゆっくりお休みください。
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