とりまそろそろ旅立ちです2
「茶四郎さん、そろそろ旅立とうと
思ってるんだ、今までありがとうね。」
「そうわふか、寂しくなるわふねー
アキさんのおかげでハナも殆ど普通に戻って
このまま順調に行くとあと少しで元に戻るわふ
村にもいろいろな事教えて貰ったわふよ
ホントにありがとわふねー。」
「なーに言ってんの、こっちこそ、
右も左も分からない俺の事、信用して
村に滞在させてくれた上に、皆仲良くしてくれて
ホントに助かったよ、こっちこそありがとね。」
「旅人さん、どっかいっちゃうわふか?」
「あ、ハナさん、ええ、そろそろ
旅立とうと思ってます。」
「旅人さんにはホントに酷い目に
合わされたわふよ、とっとと出て行くわふ
お陰で足も治ったし、痩せる事が出来たけど
かっ感謝なんてしてないんだからねっ!!」
そう言いながらスタスタと立ち去って行った。
…何でこの期に及んでツンデレを
炸裂させてんだよ…コノヒト
「あー、まーあの子は元からあんな感じわふ
ホントはこの前からどうやったらチャンと
お礼言えるか相談されてたわふが、
普通にお礼すればいいわふって言ったんだけど
始まりがアレだったから修正できんみたいわふ
大目に見てやって欲しいわふよ。」
「いやまぁ、そこは良いんだけどねぇ。」
お互い顔を見合ってフッと笑いあった。
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