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とりまガチムチ何とかしないと。
最後にガチムチが
『ワシは病気の神である、むぅん!!』と
喋りながら何故かポージングを決め出した。
あ?、へ?、俺があっけに取られていると、
流れるようなサイドリラックスから
サイドトライセプスを決め、そのまま
モストマスキュラーでポーズを固定させて
此方を窺っている。
まるで「素敵な筋肉をほめて、さぁさぁ」
と言わんばかりの
ガチムチ神の此方をチラ見する風情に
俺は頭を抱えながらも突っ込む事にした。
「ちょっと待てや、このガチムチ!
流れるようなポージングは良いとして
何でその健康体が病気の神なんだよ!!
お前、謝れ!病気に対して謝れ!、
ローリング土下座して謝って来い!。」
『今回のヒトは中々激しいであるな…』
そういいながらリラックスのポージングで
胸筋をピクピク動かし始めた。
だめだこの神何とかしないと、割とマヂで。
『もうその辺でえーじゃろ?話が進まん。』
老神が話を進めようとする。
ア、ソウデスネ、もういさぎよく
輪廻の輪に速攻で戻して下さい。
もうこのまま消えても文句言いませんから、
私に心の安寧を下さい、次は幸せだといーな。