とりま効いてきたようです(何が?)。
「アキさん、それどんな技わふか?、
えらい痛がってたけど、教えて欲しいわふ。」
「あー茶四郎さん、ごめん、
この技は残念だけどちょっと無理だわ、
痛くない様に実演して見るから手出して。」
茶四郎さんが出して来た前腕を
両手で掴んでゆっくりと力を籠めずに絞る。
「要は手のひら全体でつかんでこうやって
絞り上げるから、相手が痛がるのね。」
「あーこら確かに無理わふね、ありがとね」
まー、すんづまった犬の手じゃ厳しいわな。
「うぅ…きょーうもウモロあーしたーも
ウモロ、あーぶらーのいってーき…
うぅぅ…お肉食べたいわふー」もしゃもしゃ
「まーだ言ってるわふか、いー加減に
諦めるわふよ。」
「でもちゃっしー…はうっ!!」
「何?何わふか?。」
「何でもないわふー、ちょっとお花摘みに
行ってくるわふよー。」
「はぁ…まぁ…好きにすればいいわふ。」
何故か内股になって木の方に向かって
行ったがひょっとして…
「茶四郎さん、あれってウモロの
芯が効いてるんじゃない?」
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