69/739
とりまテントを立てましょう3
んー、鞭に使うんじゃなければ、単なる
丈夫なロープだから、まーいーや。
“じろさん、棟はビーストウイップで
代用するから、合掌と桁だけカウルフの骨で
作ってくれるかな?”
因みに合掌と桁とはテントの用語だが
棟 …合掌の上部分のメインの支え
合掌…テントを盛り上げる山の部分
桁 …合掌の下支えをする四方の柱
棟の上から布を垂らしたらテントになる。
“肯定、報告です、カウルフの骨
残り余りありません、新しい物の作成が
場合によっては出来ない事も有ります。”
“了解、あんがとね”
皆さんの家から少し離れた場所を借りて
いそいそとテントを立て始めた。
何か遠くの方から
「きゃーっはっはっは、ちょ、やめ…
もうやめ…死ぬわふー。…」
「わっふーい」
「だが断るわふー」
何か聞こえるが、取り合えずがんばれ。
さて、最後にカウルフの毛皮を
床に引いてテント一丁出来上がりー。
さてと、そしたら素材集めにちょっと
森でも散策しますかねー。




