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病人の異世界のほほん放浪記  作者: やみがらす
とりま転移とコボルドさんこんにちわ
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とりま知らないxxだ‥‥

 チュンチュン、ピピッ…

遠くから鳥と思しき鳴き声がして目が覚めた。


 「…知らない空だ…」

未だ朝も早いのだろう、周りは明るくなってるが

沈み切ってない月が見える

月が2つあって三日月が向かい合わせに

「()」となってる。


 「ふぁ~あ、良く寝た」

毛皮を収納して焚火に薪をくべ、

朝飯代わりに細めの木の枝に刺した

昨日の残りの肉を炙ってパクつく、

うん、塩以外の調味料が欲しいな…


 食べたら催してきたので、

大きな木の所まで歩いていく、

あ、ちゃんと囲いがある。


 木の周りに俺の背丈より低めの囲いが有り、

用足しをする時に外から

丸見えにならない様になっていた、

木に直接かけてるのかと思ったら違ったのね。


 よく見ると木をの周りをぐるっと根に

当らない様に深めに穴を掘って

周りを石材っぽい物で固めてる

底には何かが蠢いてるが何だあれ?


 「アキさんお早うわふ。」


 「あーお早う御座います」

昨日晩ご飯を一緒に食べた村人さんだ、

セッターっぽい顔つきですな。


 「あのちょっと教えて下さい、

あの下で動いてるの一体何ですか?」


 「あれはスライムわふよ、雑食性だから

汚物を取り込んで、自分の体の中で

そのまま肥料と水に変換した上で

別の穴に吐き出してくれるわふ、

それを畑やこの木に使っているわふよ。」


 あー、異世界で定番の循環システムだなー

そっかそっか、コレならお互いにとっても

良い環境になるね。


お読み頂きまして誠に有難う御座います。

少し面白いと思って頂けたら評価を

お願い出来ますと嬉しいです、

日々の更新の励みになります。

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