とりま扱い雑いです
「ご飯はまた後にして、その足さっさと
どうにかしないと。」
「アキさん、どうやって、どうにかするわふか?。」
「んー、これの本当の治療って、
膨れ上がった部分を刃物で削って、
膨れた部分の中に入ってる"芯"を
取り出さないとダメなんですよね、けど、
専用の器具が要るので、器具を使う代わりに
ちょっと魔法でやってみます。」
ガチの治療は、液体窒素を何回か
綿棒を使って押し当てる事を繰り返して
芯を中から浮かして削って取るんだけど、
異世界に液体窒素なんか無いだろうしね。
「乙女の足に刃物当てるわふか?、
そんな事流石に
イヤすぐるでおじゃるぅぅぅぅぅぅ!!。」
ゴロゴロゴロゴロ……
あー…何か途中まで聞いて
ぶっ転がって逃げて行っちゃった。
「茶四郎さん、とっ捕まえて!。」
転がっていく物体にダッシュで
茶四郎さんが先回りした上で
「話が先に進まんからとっとと
大人しくするわふよ。」
ゴイン! 頭の部分を狙いすました上に
ゲンコツ落として無理やり止めてるし。
「ぷぎゅぅ」
しっかし雑い扱いだなー、
よっぽど皆呆れてたんだなー
ズルズルと引きずられて、元の位置に
連れ戻されてきた。
「時に茶四郎さん、ちょっと足の裏見せて?。」
「ん??ワシ別に何も悪くないわふよ?」
そう言いながら見せてくれた茶四郎さんの
足の裏はしっかり歩いている人らしく、
程々に硬そうだった。
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