表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
My Little Brother  作者: chika
1/4

Anniversary Of A Person's Death

早速ですが、「前書き」というのは何を書けばいいのでしょうか。

私の心の中では、『ただただ、読んで頂きたい』という思いしかございません。

なので、この言葉を書き記します。


「まあ、読んで下さい。」

 私には、2歳下の弟がいる。

 小さい頃から何をするにも一緒にいて、ずっと私の後ろをヨチヨチと雛鳥のようについて来る、そんな可愛い弟。

 弟は生まれつき病弱で、病院に通うことがよくあった。

その度に病院の先生や、入院している子どもたち、知らないおじいちゃんおばあちゃん達と仲良くなっていた為、弟は誰とでも気軽に接することが出来る優しい性格に育ち、怒ることが一度もなかった。だからこそ、弟には今までに反抗期と言えるものが無く、やはり怒った姿を見た人もいなかった。そしてそれは、今までだけの話ではなく、これからもなのだと私は断言する。いや、私だけではなく、弟のことを知る人は皆そう断言するだろう。

 何故なら弟は、もうこの世に存在しないから。


 3月15日の朝8時頃、それは突然の連絡だった。

 私が仕事に行こうとした時、母親から電話がかかってきた。

 ピリリリッ ピリリリッ

「もしもし、母さんどうしたの?」

 私は、いつものようにどうでもいい内容だと思いながら、気の抜けた返事をしたが、電話越しの母の声はかなり震えていて、今にも泣きそうなくらいの、緊張感溢れる涙声だった。

「志織!今日と明日は仕事休んでっ!!早く実家ウチに帰ってきて。」

「え、何?どうしたの急に?仕事休めって言ったって、そんなの無理だよ。てか、なんで??」

 話の見えない母親からの急な話に私はついていけず、ひたすら困惑することしかできなかった。

「良いから、早くして!!糸織が、糸織が、、」

「え?糸織になんかあったの?入院?手術?」

 私の質問に母はどちらでもないと答え、その途端に母の声から焦りが消え、電話口からは母の泣き声が聞こえてくる。

「糸織が、死んだの。」

 私はその一瞬、まるで時が止まったように感じた。

 ワンルームに置かれた姿見に映る私の顔は、目と口がきれいに開いてしまい、呆然という言葉が実にピッタリ当てはまった。

「え?嘘でしょ?」

「グスッ。母さんも、そう思いたいよ。」

「え、、、ホントに?何かの冗談じゃないの?ねぇ?本当は嘘なんでしょ?ねえ!嘘だって言ってよ!母さんっ!!」

 人間という生き物は、本当に信じられない事があると、どうしてもその事柄が嘘ではないかと疑い、現実逃避をするのだと、その時に身を持って体感した。そして、私の問いかけに母は無言で返し、そこでようやく弟が嘘でも冗談でもなく、本当に死んだのだと、私は認識した。その刹那、弟との今まで記憶が走馬灯の様に蘇り、その弟が死んでしまったという、とても受け入れ難い事実が頭の中でアラームのように鳴り響き、私の頭の中は見事にパンクした。そして姿見に映る私は、いつの間にか涙を流していた。

 ウワァーーーーーーン

 3月15日の朝8時。いつものように、近くの学校で子ども達の高らかな笑い声が響き渡る中、その声に混ざるようにして、私の泣き声が鳴り響いていた。

早速ですが、「後書き」というのは何を書けばいいのでしょうか。

なんとなくではありますが、作品には一切触れずのに、私の趣味嗜好をお伝えしようと思います。

音楽がとても好きです。

どんなジャンルのどんなアーティストの曲でも、すぐ好きになって聴き入ってしまいます。

なので、好きなアーティストを勝手に紹介するというラジオ的コーナーにしてみようと思います。


もし、怒られたら?

そうですね、怒られたら・・・謝ります!!


ということで、まず最初は『ACIDMAN』です。

とにかくカッコよく、かつ、どこまでも美しい音です。

おすすめは「ALMA」という曲です。

とても耳心地が良く、聴いていて耳が癒されました。

ほかにも「2145年」「ノエル」「赤橙」など、沢山良い曲があります。

皆さんも、是非聴いてみてください。

因みに、20周年記念のフェスにも参加しました!もちろんアリーナで!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ