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新年は初詣と挨拶、ポテトは無理です(長享3年)

 昨年末に寺所領の村々に対し、当寺へ新年のお参りをすると数倍極楽浄土へ行きやすくなると宣伝し、さらにある程度お布施をしてもらうと甘酒を振舞いますとPRしておいた。

 初詣の始まり始まりです。

 「久兵衛、次郎。甘酒の仕込みにいくらかかるか計算して、そこへ3割の儲けを加算して、お布施の金額をきめてね。」

 「3割もですか。」

 「ラーメンの原価率よりもマシでしょう。」

 「いえ、ラーメンというものが分からないのですが。」

 「いーのいーの、、じゃお願いね。」

 

 甘酒はいつできたかはしりません。古墳時代とか言われてたな。その後は知らんけど夏の季語で行商で売られているんだけど。秋の収穫の祭事でも作られるし、それがいつしか寺の行事使われて、参拝者に寺社自ら販売するようになるんだよね。(金儲け主義ですね。)

 アルコール分1%未満ですので安心です。アルコールの高い似たものは「白酒」です。味醂や焼酎などを混ぜ込んだ色々する奴ですので。9%あるから酒税法(混成種扱いだったかな。)にひっかかるので詳しく書くのはひかえます。桃の花を浸して飲んだことで桃の節句で飲まれるんだよね。平安室町で愛飲されて、京から西で特に流行したとかしないとか。

 冬に日本酒で夏に甘酒での造り酒屋さんの都合で夏の風物詩になったのか。大人向けには生姜を混ぜて、子供向けには少し水飴を混ぜれば目新しい名産品になるかも。

 あー、そうだこれも小説に毒されていたわ。

 (この当時発芽玄米を煮込んで甘味にしてるよね。水飴ね、忘れてたわ。甘酒の甘みのことを考えていたら今思い出した。それで麦芽にすれば麦芽水飴のほうが甘さを増すよね。そこからさらにサトイモや葉もの類のアクとなるシュウ酸と炭酸カルシウムで処理してそれを水飴に処理すれば、ブドウ糖より甘くなるから。何とかなるか。)


 (もち米原料の水飴を乾燥すれば、漢方の「コウイ」のできあがりか。)

 発芽玄米を1号水飴、麦芽水飴を2号水飴、還元水飴を3号水飴、処理しないシュウ酸だけのものを裏水飴にして、嫌な奴へ盛ってやろう。酸味が残るので、他で味を隠してね。(確かフィリピンで死亡事件を起こしてたよね。)ウシシシ、悪魔の所業だね。山入佐竹の家に売りつけてやろう。

 サトウキビだ砂糖だと大騒ぎして急いで探す必要がなくなった。ヨカッタワ。

 日本酒も、もうほとんど乳酸発酵、加熱殺菌、炭濾過、段仕込みなどほぼそん色ない製法が確立されているじゃん。清酒と濁り酒も高級酒と一般庶民向けのようなすみ分けが出来ている感じだし、1550年くらいになると芋焼酎のようなのも出始めるし、でもサツマイモじゃないよね、サツマイモは1590年以降に伝来みたいだし。1500年中ごろより前だと清酒より紹興酒のような古酒のほうが値段が高かったらしい。流通の過程で樽での輸送のほうが量が多く軽いし楽だったけど、これが災いして密閉できない古酒の品質の劣化で清酒の勢いが徐々に増していくのでした。清酒無双は無理そうです。農民は自家製で味醂のような濁酒を作って飲んでいたみたいですけど。 そうそうジャガイモも1600年前後だし。ポテトチップス無双は難しいな。おや、油か~。まだゴマ油主流だけど量がとれないし、高価なのよね。

 数十年後に出てくる菜種油を量産しようかな。


 

  皆に宣言をする。

 「みんな。新たな年を迎え準備の1年です。来年は歴史を塗り替えます。頑張りましょう。」

 「春になったらマムシを集めてね。毒矢を作ります。トリカブトと併用です。死に至らしめなくてもよいです。変調を起こさせればよいです。元寇の時のように。弓矢隊は相手の指揮するものを狙いましょう。槍隊は集団密集戦でしっかり槍を握り弾き飛ばされないようにしましょうね。両隣や両後ろと力を合わせましょう。しっかり訓練しましょう。」

 

 クロスボウを作成しないと、ボ○ガ○は商標登録だから注意しないとさ。弩から諸葛亮孔明作といわれる連弩。当時から改善された形が投入されているはず。1450年だと朝鮮の世宗大王が中国から導入しているし。そこらバリスタへと発展させるか、いや初期のバリスタもあるよな。よくあるコンポジットボウって現代なら良いけど、高温多湿の夏季や寒冷乾燥の冬季を繰り返す日本の風土でうまくいくのかハナハダ疑問。湿地も多いしね。すぐ壊れそう。

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