六角さん、一色さん、あれ三好さんは?
どう作るか。金属亜鉛を燃焼気化させて作るのが楽なんだけど、温度がね問題。千度近い沸点だから。天然の酸化亜鉛鉱石はアメリカしか産出しないから、亜鉛と硫酸と混ぜて硫酸亜鉛にしてから熱分解して作るか。これも結局九百度近いから、高炉がないとまだだめでしょうね。
閑話休題
高炉での水問題はそれほど気にしてません。確かに基礎土台だけはちゃんとやらないといけないですけど。石の粒の大きさを徐々に変えて、その上に基礎レンガをしきつめてゆく。耐熱レンガなら多孔性を問題視するけれどさ。耐火レンガならそこまでは気にしません。
白粉ってやはり有名なのは鉛の京の「はふに」なのかな、水銀の伊勢の「はらや」は全国区ではないのかな。昔だと伊勢参り土産で「はらや」のほうが有名だと思うけど。値段と「のび」と「つき」で鉛の方が徐々に優性になったのかもね。水銀て高級品だから。水銀アマルガムも結構コストかかるよね。昭和に入り京都の白粉製造会社が製造中止して、引継ぎ依頼されたカ○ボ○さんが同じようなものを作るのに、試行錯誤しても数か月かかったんだから。
炭酸マグネシウムもいるよね、便秘薬にも使えるし、天然ゴムや合成ゴムの増強剤として将来的に必要なものです。耐火断熱やインクや製紙にと工業用に大活躍だ。苦灰岩がこれ。石灰石に似て、ほぼ石灰石が取れれば取れる。炭酸カルシウムとの複合塩です。炭酸カルシウムはチョーク原料です。その他だと胃酸過多の制酸剤です。カオリン石は中国景徳鎮の磁器に使うもので備前など中国地方で産出。滑石は勾玉に使われた材料ね。利尿などに使う漢方薬。後はデンプンなんかかな。白粉ってほんとコストが大変です。
「ちょっとこれ使ってみて。新作白粉。」いつもの台所のお姉さんに渡してみる。
「どう?」
「のびが悪いです。白さが足りないです。ノリが悪いです。」ボロクソでした。うん、やはりオシロイバナで試してみたけど、中途半端でした。
京都で大御所の足利義視が死去したと報せが来た。これにより現将軍の足利義材が独自政治をしようとして、細川と揉めるのは知ってるけど、ここも色々細川いたから誰だったか忘れた。
周辺の状況に目を向けると、現在甲斐武田は飢饉や一揆で騒然として、有力豪族が自立の動きを見せている最中。信昌さん時代ですね。この後がまた大変で大きくなる時間を損するんだから。
関東では上杉顕定がやや有利になってきている。越後の有名な長尾さんもどちらかといえば群馬の総社長尾の方が現時点では有名かも。尾張は文明十五年(千四百八十五年)に京より斯波義寛が守護として下向し、守護代を織田敏定(尾張下郡)とその他上郡を治める織田敏広とでつかの間の平穏期を迎えている状態です。美濃は守護に土岐成頼、守護代に斉藤妙椿(変な名前。単なる感想です。)時期です。
近江の六角さんは九代と十代将軍家からの討伐の戦を受けるなどゴタゴタ状態です。元々近江は京極氏の守護で、飛騨や出雲の守護も受け持つにことになり、その後を遠縁の六角さんが守護として引き継ぐけど、近江国内に守護不入(守護の影響を受けない特権)の領地が残り、徐々に敵対関係になるという話ですね。さらに六角の同族の配下だった者が幕府の直臣になり守護の命令をきかなくなるなど混乱するのですよね。大原や朽木や高島などですね。総領家の六角さんからしたら血縁同族で庶流の人間が幕府直臣になったからと命令をきかなくなるのは頭にきますね。近くに面倒な比叡山もあり、そんな大変な地のために心労で自害する当主もいたとか、大変ですよね、心中お察しします。元に戻って現在は高頼さんの時です。このすぐ後一波乱です。戦に負けて勝負に勝つですからね、ここから大きくなるから不思議です。
伊勢は南伊勢の北畠政郷改め政勝さんが北伊勢の安曇野の長野ら諸豪族と争っています。伊勢も元々北畠が国司と守護を兼任していたのが、一色氏が幕府に出仕を許され、伊勢北半分の守護を与えられたことで問題化するんですよね。一応一色さんは丹後守護職は取り戻すんだけど、三河守護職は失うとか伊勢から追い出されたり、出入りが激しい家です。一色家で有名は犬追物です。(囲い地に獣を放し多く狩ったほうが勝ちとか。牛追物もあったらしいが、数の関係で犬が残ったみたい。)鷹狩りでなく、これで将軍家に取り入るのね。
そうか将軍も公家も邪魔だとしか思えなかったけど、一応勉強しとかないとダメだ。せめて五摂家くらいは知らないと問題になりそうです。




