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次は江戸崎だと思ったのに相馬ですか

江戸崎の偵察が終わったので、報告を聞きます。

まずは変な城が最初の印象。形が変。こけし型というかそんな感じ。結構断層利用しているしね。小野川から行くか?沼里川へも押し出してどう?でも湿地だからな。うちは特殊足軽工兵隊だから、台地周囲を焼いて燻しちゃうのもありですよね。松脂を蒸留したロジンなどを混ぜ込んで線維補強コンクリートを固化剤に埋め立てしちゃうとか。じっくり行きましょう狙いでさ。それで、もし出てくれば野戦です。最悪打つ手がなければ、北方の山地から走破していくかですね。現当主に子供がいないし、体のほうも頑強ではないし。そちらのほうからの揺さぶりもありだよね。金瘡医グループの出番です。土岐景成さんの体調悪化を早めましょう。若年の当主の時に攻められて、一度名前が消えたしね。

 「根津。もし江戸崎土岐の景成が無くなったら、どうなる?」

 「美濃の土岐家からでしょうか。」

 「だよね。」(史実だと当主が死んで養子をもらうまで数年、空白があるんだよね。直接攻めるより当主を標的にして、亡くなってから攻めるか。)

 「悪い、根津。死期を早めるように体に悪そうなものを送り込んでみて。その後亡くなった情報を隠すだろうから、探って。その頃合で攻めよう。」

なら龍ヶ崎が先か。

「じゃ竜崎に一応こちらにつくかどうか聞いてくれる?その対応でまた決めようか。」


なかなか鉄砲もうまくいきませんね。アイデアやそれなりの知識はあっても、実際に作るのは職人さんだからね。いっそのこと呼ぶか。まだ敵対していないし、面白そうな鉄砲が作れて、それなりのお金をだすといえば来るかな。有名どころを呼ぼう。 根来寺の門前町の職人で芝辻清兵衛がよいよね。近江の国友善三とか。うん、決まり。ついでに小田の真壁にも小田の地をある程度譲渡で来るかな。


 大田の館に呼び出された、嫌だな。

(あら、誰か居るよ。)

「よくきた、政義。紹介しよう。岩城左京亮常隆殿だ。」

「政義です。お見知りおきを。」

「佐竹の坊主殿か、こちらこそだな。」

「婚礼の件と同時に同盟の話をすることになってな。」

「このところ大分潤っているようなので、同盟によってそのお零れを頂戴したいものだよな。」

「いえいえ、とんでもございません。」

「何か良い話はないものかな、潤う話がよいがな。」

「それは佐竹と岩城家にとってですよね。」

「やるならそういうことだな。」と御屋形様が返事をすると、隣でも「そうだな。」ときた。

「でしたら相馬でしょうね。当家としてなら小田や結城や千葉をとも思ったいましたが、同盟があるならばです。」

「相馬だと伊達が出てくるのではないかな。」

「そのために一工夫に時間がかかるかもしれませんが。ただし相馬をとれれば、鉱山で潤うことは可能だと思われます。」

「本当に好きだな山が。」「ほう佐竹の坊主殿は山師か。」

(声を揃えて言うな。近代文明の基礎は鉱山なんだよ。)

「相馬を駆逐して、伊達の侵攻を押さえてあのあたりの山を開発できれば、面白いものが作れると思います。ま数年かかりますが。」(何でもすぐにはできませんよ。)

「それなら何か名産になるものは作れないか?」

「でしたらメヒカリとか。」

「あれは下魚じゃぞ、腐りやすし。」(あ、脂が多いからトロと一緒か。)

「油で揚げたり、開きにして干せばうまいのですよ。(天ぷらもね。)それ以外にもウニやホッキ貝です。多分普通は塩ウニだと思いますが、近くに店をだして生で食べるとこれもうまいのです。貝も醤油でね。あとこの時期ならアンコウですかね。」

「おお、アンコウかめずらしいな、食えるのか?」

「え、食べないの?」(まじか!)

「あんなものをどのように調理するんだ。」

「今度考えておきます。」(つるし切りとかまだなんだ。)

「では、しばらくは双方の領内の米や穀物を蓄えていただきます。御屋形様には下野、結城、小田、さらには下総の米や穀物を、左京亮様には白河や相馬さらには伊達、蘆名あたりの米や穀類を来年の春辺りまで買いだめしてください。お願いします。それまでは、あまりあちこち手を出されませんように。」

「それはお前じゃ、政義。」

「うは、そうでした。ではこの辺でお先に失礼します。」(もう、とっとと帰ろう。疲れた。)


他の所で使うつもりの作戦だったのに、予定が狂った。思い通りにいかないです。

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