え、水洗トイレあるの?
「またか政義。お前が来ると面倒ごとが増える。」
「はい申し訳ありませんが、またお願いの儀が。」
「誰か外交に精通している者をご紹介願いたいのですが、また朝廷や将軍家への対応なののですが。」
「大和田近江介重義が良いかもな。他家の交渉ごとなど大体任せているし。前回の許勅の時にもやってもらったからな。」
「ではその者を呼んでお話を。」
「お呼びということでまいりました。」
「近江、すまんな。また政義が何かたくらんでいるようなのでな。」
「構いません。して政義殿。此度は何か。」
「白河結城の家の官位は?」
「弾正少弼でしたが。」
「それは政朝ですね。」
「はい。」
「庶家の小峰朝脩は?」
「修理亮だったかと。」(やはりこの辺も時間のずれがあるね。)
「修理大夫とかに行きますかね。」
「公家さんも苦しいでしょうから、金次第でしょうか。」
「日扇屋が出しますので、それでお願いできますか。」
「待て、政義。白河のためにそんなことする必要はないだろう。」
「そうです。御屋形様の仰るように、他家のためにですか?それも当主より上ですか。」
「はい、内紛のための手段として。面白いでしょう。」
「うーん。あちらも交渉していれば、こちらからも二百ほどだせばいけるかもしれませんが。」
「それでお願いします。でもうひとつは将軍家の代替わりで堀越公方の血縁への後押しと佐竹としての顔つなぎをお願いしたいのですが。」
「本当に宜しいのでしょうか?」
「政義がやるというならそれでやってみよ。」
「はい。将軍家のほうは様子をみながらやるようにしてみます。」
「では日扇屋の京店で、必要なものは受け取ってください。用意させます。では、これで失礼します。」
「あ、待て。ついでなので伝えておく。室をもらうことになった。相手は岩城の娘だ。」
「うっ。」(やっぱりか。危ない声に出すところだった。うえ~とかだと大変だったかも。よく耐えた、自分で自分を褒めよう。岩城のオットセイかよ。)
(いかん。)「オメデトウゴザイマス。」(急いだけど、棒読みじゃないか。)
「本当にそう思っておるのか?」
「はい、少々驚きまして。」
「ま良いか。ということなのでそのつもりでな。」
「はい。」(岩城を潰せなくなった。)
保存食を考えるとどうしても缶詰に行き着くが、どうだろう。ブリキは銅板に錫メッキだから銅板をどれだけ薄くすることができるかが第一。メッキは電気メッキで出来るのかな。密閉のハンダ付けはどうするんだ?銅鐸をロウ付けしているから出来るか。仏像製作でも使われいるから行けそうかな。鉛一斤、錫十両配合ね。白めとか錫鉛棒とか言うらしい。
ビンはコルクがあれば簡易密閉が出来る。軽くコルクをしめ、湯煎で半刻煮沸させ、コルクを強く締めるフランス古式ね。
これから化学処理するために、塩酸や硫酸などを精製貯蔵する施設も作らないと対応できないじゃないか。
からくり工房のお陰で木材でも回転系の歯車ができるようになったので、牛を引いての激龍水を作る。回転軸を組み合わせて上下動の可動部を造り、樋に流す。二連くらいならいけそう。
一丈五尺の高さに三千五百石分の水をくみ上げることが出来るようだ。農業系には良いけど、鉱山だとちょっと違うか。後は踏み車や小型で人の手で回す小踏み車(踏まないけど)とかかな。大型が入らない所や、ちょっと行うときは携帯型のほうが便利だから。
後はブランドスポイトか。江戸中期にオランダから伝わった送水器。確か昔の火消しが数人で
やる圧力ポンプですね。こちらは鉱山でも使える。
そうだ砂金で使うじょれんを幅広くして板じょれんに、そこに網をつければ底引きじょれん。貝ととるのに有効。待てよ、貝だけじゃなく、底から砂や石をとるのも逆によいのか。建築や清掃用でも。
鉱山用に送風器は逆に水ではなく空気を送り込むようにすればよいかな。
下水道は平安京時代からあるので、大きな町だと結構整備されている。あくまで下水で糞尿は別だけど。そんなことを考えている時、総本山建築で高野山や延暦寺を模倣しようと人をやって探らせていると、高野山組からもたらされた情報の中で気になる文を見つけた。沢の水を引き、糞尿を有田川へ流すだと。水洗便所!?あるのかよ。直接流すのはいただけないが、ビックリだよ。ただし水が豊富じゃないとダメだよね。水が枯れるとナニが貯まっちゃうから。処理施設や貯水タンクを考えればよいのかな。すごいぜ水洗、褒めるべきところは褒めよう。




