表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/42

 お勉強です

 土浦に戻った諸岡さんや飯篠さんから色々教わろうと思う。

 第五代鎌倉公方で初代古河公方の足利成氏は弟を鶴岡八幡宮若宮別当にして地方支配体制の確立をして、いわゆる公方ー社家体制をしていたと。(それじゃ自分の佐竹ー寺家体制も同じだ。)

  「その前に足利将軍家の幕府はどこに設置したの?」と聞いてみた。

  「どうも一番最初ははっきりしておりませんが、京と鎌倉に所を設置したのではないかと思われております。」

 「尊氏と弟の直義のせいなのかな。」

 「朝廷や公家支配なども考慮する尊氏公と武家支配としての鎌倉幕府からの踏襲を考える直義公との考えがちがっていたのではないでしょうか。そこに重臣だった高師直殿・師冬殿と上杉憲顕殿らの武蔵支配争いが加わったようです。その後は将軍は京より指揮すること、東国支配の実働は鎌倉府が管轄だったのが、指揮権や守護補任権が鎌倉府に徐々に移り、武士の間では鎌倉府に従うことになったようです。ですから間接的には初代様のやり方は間違っていたかもしれません。公方様は京より送られるましたが、権力者の図式が複雑化しますね。」

 「強くなるなら、鎌倉府が独立すれば済むのに、なぜ争いが起きたのかな?」

 「四代様の時に所領召し上げの件が起こり、関東管領の上杉禅秀殿と四代様の争いが起こり、所領はやはり武士として見逃せませんので、勝手な公方様より上杉殿の考えに賛同すると言う者が助勢に加わり争いに、その後諸々あり享徳三年に鎌倉府から成氏様は古河へ逃れ古河府が出来上がりました。」

 「佐竹の組織内の位置は?」

 「昔は千葉や結城、宇都宮、那須などともに外様の位置でしたが、現在は関東八屋形として認められておられるようです。」

 「で、堀越公方はいつごろ?」

 「長禄二年(千四百五十八年)に八代義政公が古河公方様への対抗で、異母兄の正知様を鎌倉公方に送ったのですが、親古河公方の者に阻止され鎌倉へ入れず、堀越へ落ち着いたのが元です。」

 「上杉に加担したのであれば、堀越に味方するのものが多いのじゃないのか?」

 「う~ん。そこはそれ長年の血筋としては鎌倉公方様からの古河公方様ですので、余りなじみのない堀越公方様が来ても味方しようとは思えないのでしょうな。」

 「それでも将軍家の血筋だろう。」

 「はい、そのため無碍にもできないのかと。」

 「じゃ、堀越公方で何かおこれば、攻める口実ができるよな。」

 「将軍家の代替わりや、あまり賛同を得られない者が後を継ぐと、攻められることになるかもしれません。」

 (じゃ茶々丸のせいで、伊勢北条に攻める口実を早期に与えてようなものか。邪魔だな。)

 「それとあまり賛同者が得られないのに、堀越ではどのような経済基盤があるんだろう?」

 「長年の直轄領がある古河公方様に比べ、地縁もないため山内上杉家の伊豆にある領地を中心に、それ以外は周囲にある京や鎌倉の寺領を強奪横領しているようです。そのため人気も得られないかと思います。」

 「何だ同じようなことをしてるんだ。もっとこっそりやれば良いのに。堀越公方に仕掛けをして、伊勢北条の侵攻を遅らせるとかどうかな。」

 「伊勢家が侵攻するかどうかは某には分かりませんが、あくまで時間稼ぎにしかならないかと思いますが、要は東へ乗り出そうとするなら、いずれ侵攻するでしょうから。」

 「一応駿府や韮山へ日扇屋の支店だそう。地震が起きる前に売り抜けて再度作ればよいしさ。京での将軍家やその周りの動きも知らないとダメか。遠いから別に考慮しなくてもとも思ったけど、結局繋がるのね。」

 

  冬の寒シジミの味噌汁は最高ですね。

 今日も、台所で賄い方のお姉さんにご指導です。しじみの砂抜きは汽水域なので、ハマグリやアサリより塩分濃度は少なくネ。暗所で一刻。流水でよく貝殻をこすり合わせるように洗ってね。

水道がないので二人掛かりでやってね。本当は寒いところにおいておくとよいのだけど。水と酒で沸騰させた後に、中火でアクとり。口を空けたら少し加熱。後は適量味噌を加えてね。

 まずまずでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ