零と関数とパーカッション?
なぜ唐突に銃開発が始めるのかは、高炉が完成する前に準備しとかないとさ大変でしょう。種子島前に行えるのかの疑問は、銃そのものは猟銃として入っている・作製されていると考えることから始まります、そうじゃないと初めての物をまねるにしても、そんなすぐに量産できるとは思えないからです。旧式でも銃があれば、そこからの改良なら可能だと見るからですね。
燧石もとれるから、簡単に点火方式の改良は大丈夫だと思ったのは早計でした。全然ダメです。でもフリントガラスに使えるからね。うまくすれば屈折率が高いから光学レンズにできる。望遠鏡、顕微鏡などのこちら方面の道も開ける。ゴシック建築のレンガはフリント混ぜのレンガも多いとのことだし建築もね。
いっそ燧石ではなく黄鉄鉱を鉄で叩くようにするのかなとも思ったが、常陸では産出しない。関東だと丹沢に少しだけ。蝦夷に進出してアイヌと対峙しながら炭鉱や黄鉄鉱など鉱山開発するのはリスクも大きいよな。でもうまくすれば江戸後期以降に広まるパーカッション銃も可能か、悩むな。一部では出来ないと言われているけど、結構全国で見つかっているしね。それだと薬莢も出来るのか?淡州の小川家が有名だけど、その先祖か関連の鍛冶職人がいるかな。和洋折衷の改造銃だとか、すごいね日本の職人さんは。
学問所でも問題がでた。平仮名導入で気を良くしていたら、算術で困った事案が出てきた。中国からの「九章算術」や「算法統宗」からの流れで発生した和算で、根本的に数字の概念が違いすぎた。九の次は十であるが。十はあくまで十というもので「10」ではない。要は「0(ゼロ)」の概念や数字がない。必要がなかったのかな。百一や千二十で表わせるのだから101とか1020の考えがなくても良いし確かに無くても問題ないか。加算や減算も全然問題ないしな。でも今後西洋算術が入れば必要だから導入しないと。史実通りやはりここは「零」なのかね。
図はあるが、関数・グラフの概念がない。科学の発達に影響するし。微分積分がダメだ。江戸後期になれば、近い考えのところまで来たそうだけど。こちらも京から算学者を呼ぶしかないかな。うん必要だよね。
夏の風物詩である鮎の塩焼きを食べながら、そろそろ準備をしますか。刈り入れ終了と同時に土浦を落としに行きます。小田に取られるとしんどいので。こちらに落ちてきた今泉五郎左衛門を押し立てて、攻めましょう。うちの手の者だと分からないように。今泉の家は小田勢力の外郭のようなものだったのに、重要拠点のためか小田に攻められてるから、今大掾の手の者が入っているうちに、掠め取る算段です。
「元長、甲賀の者や伊賀の者など手の空いている全員で押し出せ。取り返すのだからと今泉を先頭に攻撃をしかけろ。戦闘の趨勢が決まったら、敵も今泉もお構いなく後方から押しつぶせ。」
「宜しいのですか。」
「構わない、逆にここを又取られるほうが嫌だから、かえって邪魔だし。堀ばかりの城だから今泉の手勢を中心に北の馬出しから攻めさせろ、陽動になるだろう。もし今泉が途中で討たれたら、元長が指揮しろ。で本命は東南からだろうな。堀の大きさや数などを考慮するとね。可撤性の橋を一応作っておこうか。後は多少は爆破しても良いや。無煙火薬の性能のお試しで。ガラス瓶はまだ出来ないから、硫酸爆弾はも少し後か。後は浄真寺あたりを狙っていくかは現場判断にまかせるから。本当は冬のほうが空堀になるから良いだけど。時間が勿体ないからね。」
「分かりました。」
「その後は誰か手の者に多気氏の名を与えて良いから、でっち上げろ。あの辺りの旧勢力だった家の活用をしよう。」
「はっ。」
常陸では珍しく城らしい城だ、全然違うじゃん。この城と比較したら、他の城なんか犬小屋か物置じゃないか。だけど、水害にもなったり、空堀になったり、設計が中途半端なのかな。手直ししないとね。
「それじゃ、江戸へ土浦攻めのお知らせをお願い。」




