炭ですよ問題ですね、機動部隊もね
高炉はよいけど。問題は石炭ですよね。日本の石炭の質は悪いし、出る場所がきまっているし。この辺もどうクリアしたらよいのだろうか。
八溝衆の頭を取り立てて、吉成姓で身元を隠します。八溝姓だとバレバレだから。吉成姓にします。吉成は佐竹には三流派といくつかの支流があるので、四ツ目でも分かりはしないさ。吉成保守君ね。
「保守、石の炭ってある?」
「中郷や櫛形に。」(どこか分からんから、地図にしてもらう。この時代の絵図なので、おおよそだが北茨城や高荻周辺にあるらしい。)
「あるなら良いや。」
亜炭しかない上野とか武蔵長瀞、美濃、近江。泥炭しかない武蔵青梅。炭鉱のない上総・下総・安房、甲裴、信濃とかに転生したらどうするのかな。本当に全然無いところのほうが多いからね。他国から買い付ける?じゃ石炭買い付けの国には転生者がいるという信号かな。要注意ですね。
常陸の北は陸奥なんだね。最初青森かと思った。唐突に陸奥地名が出たら皆も戸惑うよね。
みちの奥が転じて陸奥ね。編入分割を繰り返して鎌倉時代に福島から青森までの太平洋側が陸奥で。その後また分割していくのです。
この常陸の陸奥は白河結城の勢力が及ぶことが多く、この辺の奴らはあっちについたり、こっちについたりするんですよ。
でここより北方に佐竹の城がないのは、白河結城の城があるからと。そのため当家では八溝山系へ極秘に採掘していると、ならつぶしましょう。
結構この百年近い国内の乱で廃城になったり、朽ちた砦も散在するらしい。
この前協力してもらった高柿から信義を呼んで太田の館で、御屋形様と協議する。
「御屋形様、申し訳ございませんが、御裁可をお願いしたく。」
「政義、何事だ。」
「はい先だって申し付かりました。鉱山開発の件につきまして。山方より八溝までの敵をつぶして、きれいにしたいと思います。そうでないと色々と邪魔が入りそうですので。中々隠密裏にすべて済ますわけにはいかなそうですので。」
「できそうか?」
「逆に秋の刈り入れ前に始末したいと。」と決意表明です。続けて、「山方とこの高柿と自分のところの配下で行いますが、落とした城の守りとして小川宗晴の手勢をお貸しいただきたく存じます。」
「今回どこまで潰す?全部か?」
「いえさすがに他にもやらないといけませんし、頃藤、月居、大子あたりまでと考えております。久慈川の交通運送に邪魔ですので。」
「分かった、許す。」
山方城に戻り軍義です。
元長、甚六、行次、諸岡、飯篠、塚原らの主だったものと山方、高柿、小川らで
「頃藤は落とした後城として改築して使うが、川沿いの番所、要害、館は焼き払っても良いよね。邪魔なだけだ。」
「三方向が久慈川で西から入るしかありませんが、普通に攻めますか?」
「その方が無難かな、対岸の要害もあるしね。」
「それでしたら対岸はそのままにしてこちらを総攻撃して落としましょう。ここは本来二つで一つの拠点ですから、こちらが落ちれば逃げるか、向かってくるでしょうから。」
「それもそうか。せめるなら大楯隊を前面にして一気にいこうか。そんなに傾斜もないしさ。」
夜陰に乗じて押し入ろうか。」
「今回は荷駄隊を編成していこう。人足をやとってね。甚六、備蓄はある?醤油煎餅は?」
「は、六日分ほどならすぐに準備できますが。備蓄用の古米からの醤油煎餅が400枚ほどしか在庫がありません。」
「じゃ、頃藤を落とした時に配給しよう。後は大鍋で雑炊にしよう。漬物でね。」
やっぱり食は大事だよね。
「あの政義様。」と甚六が問いかけてきた。
「何人分を用意しようとされていますか?」
「全員分じゃないの?」
「騎馬隊士は兵糧は自前で準備して、若党数名と槍持ちや小荷駄の者も自分で用意しますが。」
「え、そうなの?(大河とか当主が準備してなかった?)結構大変じゃないの。」
「ですから騎馬武将は大体100~300石でないと維持するのは大変ですが。」
「あれ、それじゃ100騎の騎馬隊なんて編成できないじゃないか。」
「はい、大変です。」
現代の感覚じゃ全然進まないので、甚六にいつものように丸投げです。
機動部隊を作るのは大変ですね。
頃藤には小川宗晴を守りに残し、その後上小川の要害と下津原の要害を落として袋田の手前で休息。月居を攻める。狭い山だからそれほどの防衛施設はないので力攻めで十分。その後は尾根伝いにある寺社もつぶす。おそらくこういうところにある寺社は、修験系の山師兼任が多いそうだから、敵につくなら鉱山開発の邪魔だからいらない。
その後防御を構築し、高柿を守りに残し大子へ向かう。大子は傾斜のややゆるい南東から攻め入る。本来は攻め落とした後は廃城なのだろうが、その先の城攻めの拠点にしよう。
「よし、今回こそは頑張るぞ。」塚原君が意気込んでいます。そんなに頑張るなよ。




