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何はなくても歯車と石灰

 歯車や動力の伝達はそこらの職人では難しいのですよ。これを作れといったらそこそこには作れるけど、どのように動くのか、何に活用できるかは、経験値が違うから。そこでからくり人形師の出番です。日本書紀にも記載されているほど古くから存在して、古い大名家のお膝元にはそれなりの人形師や蒔絵師などがいるはずなのです。もしくは祭事におけるからくり山車からの派生もあるので大きな神社近くとかの宮大工ですかね。有名なからくり人形師の中には、全然別の羽根細工や算術家からなっている人もいるから突発的に才能豊かな人間は出てくるから限定しにくいんだけどね。みんな転生したら活用しましょう。

 平和になったらからくり山車をつくって大例祭をして参拝客を集めてガッポリ儲けよう。観光客誘致で町も潤うしね。

 

 やはり物を見せないとだめでしょうね。簡単な歯車で動力の方向を横から縦へもしくは逆方向へ動かすところから示して、ベルト駆動、金属はまだ無理だけど組み紐でチェーン状にチェーン駆動の基を示せば。色々考えてくれるかな。後は歯車の歯の数・大きさで回転数やトルクの仕組みを教えれば、耐久力は落ちるが、木工でも水車動力の石臼が出来上がるし、カムシャフト運動、クランク運動を提示すれば、後はひらめきで複雑なものに応用してくれるよな。歯車の形もクラウン歯車、ウオーム歯車、ラックアンドピ二オンで基礎となる動力伝達は宜しいかな。後は組み合わせと応用、閃きでしょう。基本は分かっても全然閃きの無い人がここにいます、は~い。


 「からくり工房を作ります。人を集めてください。それで自動石臼をつくります。」

 おそらくこの時代の水車利用は水撃ハンマーなのかな。土を砕いてほぐしてくれます。磁器陶器を作るところで重宝しますよね。そこから変形して杵で叩くか。回転軸の変化はまだ広まっていないからこれくらいでも良いか。

 揚水水車もそんなに必要ないと思ったけど、田畑が広がるとやはり必要になるなら、商売で利益が出ているし、作っておこう。多分それに近いものはどこかに出来ていると思うけどね。近年の筑後川あたりだと3基の水車で30~40ヘクタールを灌漑しているようだし。4町歩くらいかな、でかいよね。

   

 ちょ、ちょっと。村をあるいて様子を見て帰ってきたら、門前町の中心部で村人が行商で枝豆を売ってますよ。枝大豆と言ってますが。枝についたままの塩ゆでですかね。

 「次郎、次郎。あれ枝豆?枝豆だよね!買ってきて。後で麦湯(麦酒ではありません)でちょっと一服しよう。」

 

 石灰石ゲットしました。これから粉砕、焼成、加水で、炭酸カルシウム、生石灰、消石灰に変化です。消石灰は強アルカリだけどこれで石鹸を作ろうとする、ちゃんと固まりません。滓カスです。一手間いるのですよ。ある成分が多い植物(結構差があるんだよね、植物なら何でも良い訳じゃありませんぜ、みんな。)の灰汁を煮詰めたものと消石灰水を混ぜて反応させて炭酸カリウムから水酸化カリウムへ。これで石鹸への道ですね。皆さんこれでいきましょうね。

 またこの消石灰は戦闘につかえますしね。(卑怯といわれようが構いません。武将じゃないもの。)

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