夕暮れ色のうんこ
喉が渇いた
蛇口をひねるとうんこが出てきた
そのうんこの美しいさ
愛らしさ
可憐さ
誰も感じれやしない
ぼくのこの繊細なる情
夢にまで観た黄金期
これまでにない絶頂と
優越感にどっぷりと浸かりながら
ぼくはそこでうんこを垂れ流した
そのときもうすでに神になっていたのだ
もしかしたら自分のお尻も蛇口なのではないか
代入される自らの思想と
その絶対的な答えに至る過程で
ぼくは神と同じことを考えて行動していると知った
神とは一体なんなのか
順を辿った
人間の本来の姿
全ての均衡を保った
そしてありふれた存在を
そうか
そこでやっと答えは出た
しかし言葉というものは糞と同じもので
すぐには出てこない
そこで新鮮な空気を吸うことにした
窓を開けると大量のうんこの波がこちらに接近してきているのが見えた
お腹が緩くなってきた
押し寄せてくる神々と共鳴しているのだ
そこで確信した
ぼくは
いや
私は
全世界の中心
全人類に全てを託し
私はうんこでここを1つにする
全糞化計画
その日世界は茶色に染まった