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読んでも読まなくてもどっちでもいい

愛しているなら破滅を買って

作者: 阿部千代

 欲しいものなんていらない。そんなものより破滅を買って。

 わたしを薄く引き伸ばして、こより状に捻りあげて、ちょうちょ結びにして。それを、ビジネスバッグにピンで留めて、電車に乗って、会社に行けばいいじゃない。

 お仕事中のあなたが好きだよ。だってなんだか知らない人みたい。あなたってそんなつまらないことで笑う人だったっけ。新鮮で、とっても素敵。

 いらついているあなたが好きだよ。思い通りにならないの。なるはずなのに、ならないの。それって理不尽。わからないけど、とっても素敵。

 塞ぎ込むあなたが好きだよ。まえぶれもなく、背中しか見せなくなるの。あなたの中、いま一体、どうなってるの。どうせ聞いても教えてくれないの。謎めいていて、素敵。

 優しいあなたが好きだよ。いいよ。甘やかしてあげる。好きなだけ。お気に召すまま。馬鹿みたい。素敵。

 あなたまるで死人みたいだよ。どうしてまだ生きてるの。どうしてまだ生きなければならないの。ごめんね。あなたが好きだよ。

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