第七十一話 ゴムゴムのー♪
謎のジャングルはとりあえず韓流ドラマみたいな恋愛関係は一切なく、みんな仲間でフレンドリーな関係だ。
すごくほっとする。
誰かが恋愛沙汰を起こしたら正直面倒くさすぎる。
問題は私と颯太だけ。
部活後京子ちゃんが私に告げる。
「ねー小春、颯太と付き合えば?」
「え…まだやだ」
京子ちゃんはとりあえず爆笑。
「恋愛関係なるのは高校卒業してからにするわ」
「好きにすれば」
爆笑されてしまった。
難しいな…颯太は友達だけど、キスされるのも怖いしセックスなんてもってのほかだ。
さきちゃんに会いたい…ゴム付ければ妊娠確率がないらいしけど、妊娠確率は0%じゃないから恐怖感が拭えない。
落ち着け私、それより今は全集中演劇の舞だ。
翌日。今日は学校が休みだ。
さっそくさきちゃんの家でと遊ぼう。
「さきちゃん、……上林とセックスしてるの?」
私は恐る恐る聞いてみた。
さきちゃんは爆笑してた。
「たまにしてるよ」
そんな…大胆すぎる…
「高1にもなればみんなしてると思うよ、だから春ちゃんも颯太君?としてオールオッケーやわ」
とまた頭の上を〇で囲んでオッケーサインを提示してくる。
「でもゴムつけても妊娠確率0%じゃないから怖いねん」
「んーそれはなんとも言えないね」
「じゃあやっぱりセックスはなしだね、キスまでとか?」
「あーキスも駄目だよ、男の人はキスするとムラムラしてヤリたくなるからね」
そう…なんだ…
「やっぱり颯太とはセックスせんわ!アニメ見るオタ友になる!」
さきちゃんはまたしても爆笑。
「春ちゃんの好きにして、私上林のことで頭いっぱいやから、ほんま好きにすればいいよ」
そう、か…
「さきちゃん忙しいところ話聞いてくれてありがとうね」
「春ちゃん」
帰ろうとしたところを
「なに…?」
「オールOKやわ」
オーるOKか、あ~みん神の漫画でもあったな
Don't 、Worry, Be Happyってやつね、分かったぞ。




