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第百六十九話 老衰王瞳さん

翌日、学校へ行くと一聖が真っすぐ俺の方へ向かってきた。

「なあ、颯太君、…春ちゃんは元気なのか?」

一聖は本当に心配性だ。小春には俺がついているから大丈夫だと何度も言っているのに。

昨日は瞳さんと、今の社会情勢について俺は散々語り合った。少子化、年金問題、etc…

しかし瞳さんは毎日新聞を読んでいてSDGsは可能なのかもしれないと断言した。何故なら今の子供たちは滅茶苦茶頭がいいからだ。俺も『あいつに会いたい』を熟読すれば、SDGsさえ叶えられると自負している。

瞳さんの本当の夢は小説家になることではない、家族全員を老衰で死なせることだそうだ。

そのためにはやはりお金がどうしても必要なのだ。それから強靭な体、健康!!テストステロン様の御本を熟読することが必要らしい。

瞳さんはゴミに出会って双極性障害を乗り越えられたため、ハンター★ハンターのごとく毎日一日百回、感謝の正拳づきをしているらしい。

瞳さんの元婚約者ゴミのドラッグストアは人気がない。きっと今頃ノルマのアミノコンク(笑)を飲んで息も絶え絶えであろう。


「小春は大丈夫だ、…それより一聖、久々に部活見学していっていいか?」

「え…」

「俺が見てやるよ、今のjungleの状態を」

「マジか!!みんな喜ぶよ!!」

俺は席に着いて、今日の部活についてぼんやりとだが、楽しみにしていた。

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