第百六十三話 Kが来る!!!
とそこまで、団欒していた所で、小春からLINEが届いた。
「颯太、Kが来るよ…!」
瞳さんと頷き合って俺達は立ち上がる。
「颯太君、小春の家に行こう!」
「はい!」
ドドドドと階段を降りて、電車と徒歩を繰り返してようやく小春の家に到着。
「ひ、瞳さん、颯太…」
小春はもはや瀕死寸前。
俺が送ったKのTwitterランドで見た何が起きるか分からない状態に小春は混乱している。
「どうしよ、颯太、Kがくるよ…!」
「落ち着け小春お前はまだKの原作者に会える状態じゃないんだ…!」
「K3期、バスツアー?Kの本屋行かないと…」
小春が訳の分からないことを呟いている。
「落ち着け小春、まだ今は2025年2月22日だから…!お前はA4!!のアニメでも観て待ってればいいんだ」
瞳さんが深刻そうに俺に囁いた。
「小春ちゃん駄目だね、これはハイ状態だわ…私達がKに行くしかないね…!!」
「瞳さん、新幹線のチケット持ってますか?」
「いや子育てに忙しくて新幹線の乗り方が…」
とりあえず一旦小春を落ち着かせながらツイッターランドのKの原作者の生声を全集中水の呼吸で聞く。
*
一通り、聞いたところで瞳さんと俺は安堵感に落ちた。
「良かった、とりあえずアンジェラス様のファンクラブに入って今年の5月23日に渋谷のKのライブに行けばいいだけよ…」
「そうですね、よく分からないけどそういうことですね…」
瞳さんが小春に小声でそっと教えると小春はようやく落ち着いたようだ。
トントンと、控えめに戸の音が鳴った。
「瞳さん、ちょっと相談があるの…」
小春のお母様は深刻そうな声だった。
俺は、放心状態の小春と一緒にいると、瞳さんが戻ってきた。
「小春ちゃん、ちょっとだけ颯太君と相談があるの」




