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6 違和感

1年前の話が長引きましたが

もう少しお付き合い下さい。

「宇宙」



「女帝あいあい」こと 藍亜衣は

当たり前のように 宇宙に声をかけてきた



「女帝」の二つ名まで冠された 恐るべき少女 藍亜衣



その行動、言動の凄まじさから

元南小男子から恐れられている藍亜衣だが


その容姿といえば 


「可憐」


その一言に尽きた。




街を歩けば ある物は目を離せなくなり電柱にぶつかり

ある物は石像の様に固まってしまい

ある物は異世界に転生してしまったと錯覚する程だった。



そんな可憐な女帝あいあいが 当たり前に宇宙に話かける光景を見ても 元南小男子達が驚くことはなかった。



そう、宇宙と藍亜衣は幼馴染なのだ。



その関係は 周知の事実として 元南小の児童達に理解されていた。





「おはよう宇宙。 中学校でもまた同じクラスね。」



その言葉に宇宙は表情を曇らせた

そう 自身でクラス分け表を確認する前に ネタバレされてしまったからだ


憤慨する気持ちを抑えながら 仕方なく宇宙はその口を開いた。



「おはよう 亜衣。 

幼稚園から合わせると これで10回連続同じクラスだな」



なんと 宇宙と亜衣は 幼稚園の年少より9年間の長きにわたり 常に同じクラス。

奇跡のような確率を引き続けてきたのだ


そしてついに10回目のアニバーサリーだ。



「これは 運命だから」


亜衣は静かに呟やき ゾッとするような笑みを浮かべた。




その瞬間



「人は運命には逆らえませんから。。」

宇宙の帝王の声が 宇宙の脳に直接聞こえたようなきがした。



!!!!!!!!!!


またか。。。。



宇宙は今までも 事あるごとにこの声を聞いてきた。



人は運命には逆らえませんから。。。




この1年後の自宅で 停電により消えたシーリングライトの残光を 宇宙の帝王の光る円盤と勘違い

更にその後復旧したシーリングライトの光を直視した事で 網膜に焼き付いた光をオーブと思い込み 未知の力に目覚めたと宇宙が錯覚するのは 顕明な読書の皆様ならお気づきになったことでしょう。。。 



「あんた 珍しく1人なの?

あの忌々しいメス豚は やっと自分の身分がわかったようね」



????



宇宙は自身の右側を見た。


そこには いつも傍らで微笑んでいる

あの幼馴染の姿が無かった。




あれ?そういえば莉奈はどうしたんだ?




宇宙の帝王とそのセリフの件

分かる人はいましたか?


結構ベタですが、我ながら上手いこと書けたと思います。


面白いと思った方は ブクマお願いします。


星も。。。

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― 新着の感想 ―
[一言] シーリングライト、、、そりゃ宇宙も勘違いしますわ()
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