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2 大統領になる為に必要な事

盛大に拗らせてます。

お楽しみください。

「大統領に俺はなる」



満天の星空の下で宣言したその日の深夜

早速 宇宙は行動を始めた。



まず調べたのは 歴代の大統領についてだった。



大統領にはどんな職業の人ならば なる事が出来ているのか。

中学2年生の宇宙は もちろん調べた事も 考えた事もなかった。

しかし調べたその結果に 宇宙は驚愕した。



圧倒的に弁護士が多かったのだ



それはもう 大統領には弁護士でなければなれないのか?と思わせるほど圧倒的な比率だった。



大統領になる為には 弁護士資格は絶対条件である



宇宙にそう確信させるほど この事実は驚愕の結果であった。



次に多いのは、軍人だった。

しかし 時代背景が無ければ 軍人からの大統領ルートは難しいと考えられる。

では 現在の時代背景の中で有力なのは。。。




経営者だ。




それも 国を動かせるほどの大企業の経営者

圧倒的な大富豪である必要がある。



「弁護士資格を持つ大富豪の経営者」

まずは これが目指すべき通過点である。



宇宙の方針は固まったかに思えた

しかし 思わぬ罠がそこには隠されていた。






大統領の条件


1「その国生まれ」であること。

2 その国に14年以上、住んでいること。

3 35歳以上であること



なんと 大統領になるには 条件があったのだ

しかも 宇宙が大統領を目指すには 致命的な内容が含まれている。


2と3はなんとかなるとして

1は大問題である。


宇宙は既に 自国で生まれてしまっている。

この事実は 変えられない。

 

裏に手をまわして

出生地自体を変えてしまえば。。。

と 一瞬考えたが

そんな事がのちのちバレでもしようものなら

大統領であろうとも解任させられ 罰を受けることになるだろう。


では どうすれば 他国出身者が大統領になれるのだろうか。

しばらく考えた後 宇宙は小さく呟いた。。




「法律を変えてしまえばいい」



とんでもない思い込みと発想だ。。。



それは口で言うのは簡単だが、難易度は相当高い。

しかし これをやり抜かなければ

大統領になる事はできず 結果として

宇宙の夢。 地球人を次のステージに導く事はできないのである。


宇宙の目標は 20代での大統領就任であったが

変更を余儀なくされるかもしれない事態である。



「やるしかないな」


そう小さく呟いた後

すぐさま やらなければならない事を 

目標である 大統領就任から順に

時系列でノートに書き込んでいった。


最低限 必要と思われる 

永住権や市民権の取得

また その取得をショートカットする為の結婚。

起業や上場

やるべき事は多岐にわたる。

しっかり予定を決めて行動していかなければならない。


最大のポイントは20代後半までに どれだけの人脈をつくれるかである。

その人脈を活かして 憲法改正まで持ち込まなければならない。。。 と考えた。



ヤバい奴だ。。



残念ながら 宇宙の家庭は中流家庭なので

私立の学校に行って 金銭的な負担を親にはかけたくない。。 


最終学歴と司法試験合格

これは重要である。


高校はどこでも関係ないので

近所の公立高校で充分


日本では 首都圏の国立大学に特待生制度はないが

某国の大学には 特待生制度があり しかも学費も生活費もタダである。


これで 本当に方針は固まった。

まず今やるべき事は、某国の有名大学に特待生で入れるだけの知力をつけるべく 勉強をしていく事である。


宇宙は新たな決意を胸に眠りについたのであった。


全くもってヤバい奴ではあるが 宇宙は真剣そのものだった。。。





拗らせモードはここまでです。

次回は 宇宙の日常生活となります。

そろそろ ヒロイン登場の予感。。。

面白いと思った方は 登録お願いしたす。

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