表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弟と私。  作者: 黄色い富士
6/44

私と骨折と弟。

やってしまった…


人間とは、どうしてこうも罪を犯しそれを重ね、山にしてしまうのだろうか。


全く、何度目の「やってしまった」だろうか。


私は、受け損ねてしまったのだ。

しかも、それに気づかないまま。


骨折ー…


ほとんどの人が痛いと感じるものだろうが、経験した人のほとんどは、全く何も感じない。

…その時は…。


部活中にいつの間にか折れていたのが私。


どんだけアドレナリンだよ、とか思いながら。


「あー、ポッキリいっちゃってるね〜〜」


緊急で行ったそこのお医者様はは楽しそうだ。


「そうすか〜wwやっぱり、いっちゃってますか〜〜ww」


さほど痛くないので軽い私。

お医者様はケラケラ笑って、折れたところを力技で押さえつけギブスを作る。


これがね、折れた時よりイテェのよ。


「いてぇぇええぇえ!」


ドス低い声に美人大人看護師びっくり仰天。


「はいよ〜、もうちょっとね〜〜」


お医者さんはやっぱ楽しそうだった。


ー後日ー

緊急のお医者さんに紹介された他の医者に行くことになった。


「えーと?今日はどうした?」

「あ〜ww遂に折れましたww」


過去何度もこのお医者様のところに私は駆け込み、「折れたぁぁあぁあ」と叫んでいた。


その度、うーん、折れてないね〜wwというやりとりをして来た。


「お〜、ついに折れたか。」


とりあえずギブスをとってレントゲンを撮る。


レントゲンを見てお医者様は一言。

「よしっ!」

アンド ガッツポーズ。

「ギブスをしてたおかげでちょっと治ってるよ。よーし!」


お医者様の目に火が灯った。


…どうしてこうも理系の人間は、理解し難い所で喜ぶのだろうか。


いや、治ったのは良いんだけども…。


そしてまた機関銃みたいな装備をつけ、小指を守る。

ギブスに小指と一緒に巻き込まれたお兄さん指が可哀想だ…。


え?今はお兄さん指って言わないの?!

嘘ぉ!!

え?薬指って言うの?

どんなネーミングセンスしてんだよ!

↑←自分のことは棚にあげるw


と、まあ置いといて、私は家に帰った。

もうその頃には夕飯時だったなぁ…


早速、弟に見せて

「うわぁ…痛そう…(泣)

お姉ちゃん大丈夫?

僕がご飯食べさせてあげるね♡」


「ありがとう、弟よ。

君に食べさせてもらうご飯は一際美味しいよ(決めのウィンクをしながら)」


「お姉ちゃん…あのね、僕…」


「おっとベイビー、そんなこと、言うもんじゃないさ(二度目のウィンクで)」


BGM 会社に入れた初めてのずる休みの電話から 君と落ちていく

IT'S TAME TO FALL .


みたいなラブコメ展開を期待して、リビングに飛び込んだ。


「見てくれ、弟よ!」


弟は一拍間を置いて、いった。



「わぁ!姉ちゃん、かっけぇな!!

すげーかっけぇ!!」


誰だよ…。この(おとうと)とラブコメ展開にしたいとか言ったの…!


「あ…ああ、うん。わかったよ…。

やっぱり俺の姉弟(きょうだい)ラブコメは間違っていたんだな…」






最&高かよ…!!(泣)


夜中すげぇ指が痛かったです。(泣)


そんなこんなで私たちの骨折事情では弟とのラブコメは出来ないみたいです!


骨折と弟の魔性さには気をつけたいものですね!!(泣)


全国の槇原敬之さんファン様

ごめんなさいm(_ _)m


ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ