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弟と私。  作者: 黄色い富士
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私と弟と中間テスト。

「明日からテストかよ〜」


うちにも中一になった弟がいる。


そいつの声が、家に響く。

ああ、私も通った道だ…と思いながら…。


弟は、夜中に宿題をやる。

小学校のときの彼は小学生だった私と比べても断然頭が悪かった。


…これを前提に話を進める。


数日が過ぎ、弟のテストも終わり、テスト返しが行われたらしい。


そこで、私は興味本意で聞いて見た。


それが間違いだと、愚かな腐女子は知らぬまま…。


「なあなあ、弟よ。そなたのテストは何点だったんだ?」


ぶっちゃけ私は60〜70を彷徨っていたが…弟に勝っている自信はあった。


なんたって、さっきの前提があるからね!!ふっ…(嗤う)


それに、同じ姉弟だ。同じくらいだろう。と、思っていた。


「えー?何から?」


ここは!もちのろん!私の高得点女王さま!国語だろう!


「国語!」


「あー、確か…


98くらいだったな…」






…は?


ちょ…ちょぉ待て…きゅ…90?8?

は?????????


しかも「くらい」??????


何そのかっこよすぎる台詞!?


言ってみたいわ!


えー?98くらいだけど?(ドヤァ)


まぁ、うん、フツーかな。うん。


とか!ドヤ顏で言いたいっっっ!!


それでも認めたくない私はすかさず次のターンへと突入した。

ここでターンエンドしたら負けだと思ったからだ。


私は意を決してドローした。


はっ…こ、これは…!


数学さまではないかぁぁあぁあ(T ^ T)


山と乙女と数学の心は変わりやすいと言うが!


数学さまの機嫌を損ねたら最後、

私はマジックカードを使われ、コアを破壊されてしまう。


これは最後の望みで、テストの中では最大の賭け(バクチ)なのだ!!


駄菓子菓子(だがしかし)、私にはまだ希望がある!


弟は、数学が嫌いだったと漠然と思い出した!


「お…弟よ…。貴殿、数学は幾つなのじゃ?」


「数学ね。やっぱ低かったわ〜」


「う…うん…だから、さ。いくつ?」


「95」


「は?まじバルス。」


私は心の中の中指の暴走を止めることができなかった。


で、母国語(こくご)でも勝てないなら当然のように異国語(えいご)でも勝てなくて、私は、いや、私がバルス返しを食らったのだった…。






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