第0話「作品予告」
初めましての方は初めまして。そうでない方はこんにちは。
前の投稿《箱庭ゲーム》を一度打ちきりにしたときの謝罪から数えて2ヶ月ぶりの投稿です。
《箱庭ゲーム》はプロット作成中で、この作品は勢いだけなのでいつ投稿するかわかりませんが今後もよろしくお願いします。
俺、新庄 迅は筆者代理である。
何いきなりメタイ事、訳の分からない事を言ってるんだと思うだろうが、つい先ほどまで家庭的なテーブルの向こう側に座っていた神に言われたことだから確かだろう。テーブルの上には紅茶を入れるカップに入った日本茶のようなものがこちら側と向こう側で一つずつある。
筆者代理とは神が言うに筆者の代わりに物語の世界で行動する人間だ。
その為、筆者代理は筆者と同じ人格、性格の人間が選ばれる。あくまで選択基準は人格、性格の為肉体は筆者と違うし、場合によっては女性の可能性もある。ちなみに俺は日本人で男性だ。
別に俺がこの様な真実を知っても俺はこの世界で生きることしか出来ないのだが。
俺からしてみれば居るかどうかも判らない読者に対して説明をしているのだが……。
そんな事をしていたら先程から何度か説明で出ている神が現れた。この神はアルファと言う名前で金髪で美人な女性だ。
「迅君が死んで、ここでメタイ事を言ってる内に復活の準備が整ったから、さっさと行きなさい。ちなみにカップに入っているお茶は京都で買った玄米茶だから。あと初のダンジョン攻略おめでとう」
と言って彼女はテーブルを挟んで俺の正面に座りお茶を飲み始め、俺も異世界に来てから暫く飲んでいないお茶を舌で楽しみながら素早く飲み干した。
そして椅子から立ち上がり自分の名が書いてある魔方陣に向かって歩き魔方陣の手前でアルファに一言
「玄米茶美味しかった。ありがとう」
と言って魔方陣に乗り仲間の元へワープした。
その時彼女の顔が少し赤くなっていたのは気のせいだろう。
これは筆者代理の彼が筆者の作品《箱庭ゲーム》を冒険する物語。
そして筆者自身が願望、妄想、想像で暴走するであろう物語
H28/04/06
プロローグと言うよりは映画とかの作品予告に近いと思ったためサブタイトルを『プロローグ』から『作品予告』に変更しました。