表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/21

第2階層 我が試練の塔 2層

「ぬぐぐぐ、鉄串が欠けちゃったっす。また借金っす」


 どうせ風邪も引かないし、びしょ濡れのまま第2階層へ来た。


 我が試練の塔第2層は広大な草原になっている。好戦的で獰猛な草原ゴブリンさんが支配する階層だ。乾いた風が吹くので服もすぐ乾くだろう。


 出てくるモンスターは草原ゴブリンさんとソウゲンオオコオモリ・ザ・キングさんだ。草ゴブさんがキングさんに跨がって襲いかかってくる。


 騎馬と戦っているようなものなので凄く面倒くさい相手だ。


 草原といっても地形は様々。ちょうど今みたいに、なだらかな丘陵が死角になって奇襲をかけられることもある。


 さて、我が暫定最強の下僕泥水ちゃんはそんな厄介な騎馬集団にどう対処したかと言えば。


「ほいっ。ほいほいっ」


 第1階層で得た敵の得物を投げつけて仕留めていく。オオコオモリさんの頭をかち割り、転げ落ちた草ゴブさんを虫ピンのように草原に縫い止める。


 自前の武器は滅多に使わない。余裕が出てきた途端、ケチ臭い泥水ちゃんが深い淀みから浮かび上がってきた。


 ケチでもキッチリ仕事はこなし、早い段階で第3階層への出口は見つけたが、今回も一晩待ってユニークモンスター出現を待つ。


 さてさて、今日の晩御飯のメインディッシュはシャドウモンスターのヨーグルトソースがけだ。シャドウさんの黒とヨーグルトの白が素晴らしいコントラスト。


「肉と乳しか食わないってまるで話に聞く草原の民みたいだね」


「お米が恋しいっす」




 目を覚ますとあら不思議。白い天幕の中だった。服も何だか手の込んだ赤を基調にした服装だ。

 寒空の下で星を天蓋に草原を枕にと風流人を気取って余裕ぶっこいていたらあっさりとさらわれたようだ。


 まあ、あれだ。第2階層のユニークモンスター、首長ゴブリンさんが現れたのだ。


「出てこいっ。ごるぁぁぁぁぁっ」


 ふむ。もしかして泥水ちゃんはユニークモンスターと戦うたび本性に戻る仕様なのかね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ