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体育祭 第1種目 準備運動第三

 

 莞爾ちゃんの触手錫杖と朱腿ちゃんの爆熱臑当てがガチリとぶつかって場が止まる。

 触手によって、打ち合った対手の武器を滑り、間合いを詰めて杖で制圧するのが莞爾ちゃんの常套手段である。が、臑当ての尖った鋲がスパイクの役割を果たし、更には赤熱したそれによって細胞が死滅したのか触手はぎこちなく縮れ、十全にその力を発揮できないようである。


「"まぁだまぁだぁぁぁ"」


 楽しそうに莞爾ちゃんが朗々歌い出すと触手が更に七本地面から沸きだし茹だる様に捻れ朱腿ちゃんに迫る!


「だぁれか忘れてねぇかタコ野郎ぉ」


 すかさず泥水ちゃんが割り込み、予備の拳鍔シミターや鉄串を手足の指や羽で保持し突き刺して七本の触手を仕留める。真・スレイプニル泥水の再誕である。


 追い詰められた莞爾ちゃん、敵方二人を睨み付ける瞳孔は横に潰れ、流れる汗は粘液へと置き換わっていく。神憑ってきたようだ。人間の頃エピソードを歌って神に近づいていく。


「"ああぁあぁ、ふざけるなっ。あいつ、俺の為に祈りやがった"」


 莞爾ちゃんの人間の方の足まわりの地面が波紋をつくり、その下から何か、神聖なものが巨大な気泡の様に浮上し、ようとした瞬きの間に


「やっぱり忘れてねぇかタコ野郎」


 泥水ちゃんに助け出されていたちびっこ生徒達が密かに逆襲。縫い止められた触手の下を縫う様にくぐり、


「せくはら!」


「しすべし!」


 鏡合わせというか2Pカラーみたいな二人組が莞爾ちゃんの足を引っ張り更なる神の顕現を邪魔し、


「ご無体は、これにて御免被りまする」


 なんかポニテ巫女服サラシ巻きサムライガールみたいな属性統一してんのかごった煮なのかわからんリーダー格っぽいのが、二人組が開かせた股の間に木剣を通し、そのままかち上げてお美事、邪悪な神官を成敗致した。


 莞爾ちゃんは、「これはこれで」と呟き泡吹いて倒れたので、本当に邪悪なんだな、と思いました。あと、鮫肌淑女は感動して咽び泣いていたので、やっぱり目ぇ死んでんだなこいつ。って思いました。

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