「お前を愛する事はない」と旦那様に新婚初夜で言われた私は、至らないお詫びに旦那様をフクロにして水攻めにしてさしあげた話
「お前を愛する事はない!」
新婚初夜でそう言われました。
何か不手際があると思い。旦那様に尋ねました。
「あの何か事情があるのですか?」
すると・・・
「お前はMK5の回し者だ!普通に加害しますよ。7年前から魔道波を流していたな!」
「ヒィ」
意味不明な事を言いますわ。
「へ、部屋に戻りますわ」
これはアカン奴だ。
でも、大旦那様と奥様は善い人でしたわ。実家も援助を受けていました。
それからも旦那様と会話を試みました。
いつもニタニタ笑って。
「あ、知っているよ。お前は俺を加害しにきたのだろう。MK5は普通に俺を虐めるのだ。お茶なんか飲むか!」
「ヒィ」
茶器を投げつけられました。
でも、何とか、何回も聞いて。
「MK5とは何ですの?」
「異世界から私を監視しているのだぁ!カゲの組織だ!」
「異世界・・・」
異世界・・・やっと、ヒントを得ましたわ。
ですから、王国が保護している転移者、メルル様にお尋ねに参りました。
対処法を教えて下さいませ!
・・・・・・・・・・・
私は頭を下げ。メルル様にお尋ねをした。
淡い茶色の髪に、可愛らしい方だ。転移前は女学徒だったと聞くわ。
深刻な悩みに弾けるような口調で答えて下さったわ。
「それはキツネ憑きだのん♩」
キツネ憑き・・・・
「どうすれば宜しいのですか?」
「簡単のん♩だけど、本気でやるつもりあるのん♩」
「はい、ございます。多額の援助を頂いておりますから!」
私は実家のお兄様、弟に声をかけ。キツネ落としをすることにしたわ。
☆☆☆ゲルド視点
ルイーゼが外出したので幼なじみの執事を呼び寄せて気晴らしをした。
「はあ、今回の令嬢はタイプではなかったぜ」
「坊ちゃまも悪い人ですな」
「ああ、俺はもっと可愛い子が好みなのよ」
・・・フ、親が決めた結婚、気に入らないからおかしなフリをしたぜ。
皆、俺を奇異な目で見る。
それが楽しくもあるな。
両親は厳しかった。だが、ある日、おかしなふりをしたら優しくなった。
これだからやめられないぜ。
「あれ、ルイーゼ様と・・・兄弟たちが来られましたよ」
「ああ、おかしいふりをするか」
「おい、ルイーゼ!お前、MK5の回し者だな。加害しに来たな!」
これでビビって退散するだろう。
だが、違った。
「お兄様、カール、ゲルド様を縛り上げて」
「「おう!」」
「えっ、何だ!」
「何を・・・うわ!」
執事が蹴散らされて、俺は縛られた。
「加害だ!加害!すぐにやめろ!」
しかし、ルイーゼの兄弟達は暴力的な行動に反して俺を優しく諭す。
「はい、俺たちはMK5の回し者で、J隊の特務機関です。はい」
「ゲルド様、これより加害します!」
な、何だと!
木の杖で打ち据えられた。
バチン!パチン!と痛い。
「ヒィ、やめれ、ルイーゼ!俺は正気なんだ!」
するとルイーゼは神妙な顔をした。
「メルル様の言ったとおりだわ。正気という言葉が出たらキツネの合図よ。お兄様、カール、次は水攻めよ!」
「「おう」」
「ヒィ!」
庭の池に連れて行かれて、縛られたまま何回も水につけられた・・・・
「お兄様、一分よ」
「ようし、あげるか!」
「ウプ!、もう、やめて・・・俺だキツネじゃねえ!」
「まだね・・・お兄様、沈めて!」
「おう!」
「カールは石を投げて!」
「はい」
「誰か、助けてぇ~、ウググ~」
☆☆☆メルル視点
アフターケアにゲルドの屋敷前に来たら、悲鳴と水のバシャバシャと音が聞こえる。
「のん?ゲルドの悲鳴が聞こえるのん。今からいくのん」
「メルル様・・・キツネ憑きとやらは本当ですか?」
「嘘のん。ゲルドはMK5に攻撃されていると言っていたのん。本当におかしい人は、MK5とかに攻撃されたら黙っているのん。あり得ない幻覚が見たら人は恐怖に捕らわれるのん。
幻覚に回答したり、周りに大声で教える者は偽者だのん」
これは、アメリカのドラマでも良くある。幻覚が見えたから犯罪を犯した。と主張する犯人には。
『ほお、怪物がみえるのか?なら、話しかけてみろよ』
『ヘイ、モンスター、俺は負けないぜ!』
こんな感じのやり取りがある。
つまり、ネズミ人間と話したとかいう奴はまともである。罪を償う資格があると思う。
「じゃあ、何故、メルル様はキツネ憑きとか言ったのですか?」
「ゲルドは甘やかされてたのん♩親が止めて終わるのん」
私は木原芽留留日本人だ。
神社で儀式をしていたら転移した。
おかしな人の特徴は異世界、日本で変わらないから助かる。
・・・・・・・・・・・
案の上、ゲルドは池に沈められていた。
「あ、メルル様、まだキツネは・・・」
「次は2分だのん♩」
「「「はい」」」
「ヒィ、・・・やめて・・・本当は、おかしく・・ありません」
「まだ、キツネが最後の抵抗をしているのん♩」
「ヒィ、ウワ~ン」
うわ、シッコもらして泣いているよ。
すると、ゲルドの両親がやってきた。
「何やっているのだ!」
「ルイーゼ離縁よ!」
結局、王国認定の転移者メルルの監修でキツネ落としをやったことで、ルイーゼはおとがめ無し。
援助も返還無しで落ち着いた。
「のん♩」
「あの、メルル様・・・キツネ憑きって、本当にいるのですか?」
「人の方が怪異よりも恐ろしいのん♩」
「また、ありきたりなことを・・」
木原芽留留16歳、チートはないが、それでも王国から保護を受けているのは数々の微妙な事件を解決しているからだと云われている。
最後までお読み頂き有難うございました。




