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CHAOS BREAKER ― Blackrim Reclamation ―  作者: 35番目のPN(ペンネーム)
第一章 ギリギリの戦い
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第七話「共鳴」

> ブラックリム前線基地。

> TYPE I と TYPE A が放つ光が、境界霧を切り裂いていた。

> 巨影は咆哮し、境界本層の裂け目がさらに広がる。

第七話「共鳴」


ミオは端末を必死に操作しながら叫ぶ。


「境界反応……さらに上昇!

TYPE I と TYPE A の出力が“同期”してる……!

こんなの、理論上あり得ない……!」


レイはTYPE Aのコックピットで、

その光景を見上げながら息を呑む。


「……アキラ……お前、どこまで行くつもりだ……」


---


◆ TYPE I ― アキラの覚醒が進む


境界本層の光がTYPE Iを包み込み、

アキラの意識は“深層”へと引き込まれていく。


――つなげ

――まもれ

――われらのいしを


アキラはその声に応えるように呟く。


「……あなたたちの戦いを……俺が継ぐ。

レイさんを……基地を……守るために!」


TYPE I のコアが脈動し、

境界の光が巨影へ向けて収束する。


---


◆ ブラックリム前線基地 ― TYPE Aの“共鳴”


レイのTYPE Aにも、再び“あり得ない変化”が起きていた。


ミオが震える声で報告する。


「レイさん……TYPE Aの境界干渉値が……

TYPE I と完全に同期してる……!」


レイは目を細める。


「……ノイズはまだひどいが……

さっきより、はっきり見える……」


TYPE Aのセンサーが、

本来観測できないはずの“境界本層の波形”を捉え始める。


「戦える力を……

護れる力を……

この機体にも、託してくれたんだな……」


巨影が再び迫る。


レイは操縦桿を握りしめ、叫ぶ。


「来いよ……!!

今度は負けん!!」


TYPE Aの腕部が光を帯び、

巨影の触手を弾き飛ばす。


ミオが驚愕する。


「レイさん……TYPE Aの出力が……

TYPE Iと同等レベルに……!」


レイは笑う。


「技術じゃねぇ……

“意思”が繋がってるんだ……!」


---


◆ TYPE I & TYPE A ― 二つの光の共鳴


アキラの声が通信越しに響く。


「レイさん!!

一緒に押し返しましょう!!」


レイは叫ぶ。


「おうともよ!!

アキラ、合わせろ!!」


TYPE I と TYPE A が同時に加速し、

巨影へ向けて突撃する。


境界の光が二つの機体を包み込み、

その光はやがて一つに重なっていく。


ミオは息を呑む。


「……二つの境界干渉波が……

完全に共鳴してる……!

こんなの……前例がない……!」


巨影が咆哮し、境界の裂け目が震える。


アキラとレイの声が重なる。


「「行けぇぇぇ!!!」」


TYPE I と TYPE A の同時攻撃が巨影を貫き、

境界の光が爆発する。


巨影は崩れ落ち、

境界霧が一瞬だけ晴れた。


---


◆ 戦闘後 ― 新たな“気配”


ミオが震える声で報告する。


「……巨影の反応、消失……!

でも……境界本層の裂け目が……

“安定化”してる……?」


レイは眉をひそめる。


「安定化……?

閉じるんじゃなくて……?」


アキラの声が静かに響く。


「……誰かが……“出てこようとしてる”」


ミオが息を呑む。


「アキラ……それって……」


アキラはTYPE Iのコックピットで、

境界の奥に“人影”を見た。


――つづけて

――まもって

――われらの……いしを……


アキラは呟く。


「……あなたは……誰なんだ……?」


裂け目の奥から、

“新たな存在”が姿を現し始める。



次回予告


第八話「境界の来訪者」

巨影の消失と共に現れた“人影”。

それは敵か、味方か――

境界の真実が、ついに語られ始める。


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