魔王選定学園へ
魔界に新設された魔王選定学園。魔性を持つ魔族だけが通うことを許される、最強の魔王を選び定めるための学園だ。魔性とは15歳までに突然授かることがある異能力的なものだ。しかし、魔性を授かれるのはごく一部の魔族だけなので、とても珍しいものでもある。魔王選定学園での卒業者は1人のみで、その1人が魔王となって魔界を統治する…のだが、俺ことイデアは狼狽えていた…
俺
「な〜んで魔性を持ってるだけで強制入学なんだよ…!!おかしいだろ!!」
レズ
「仕方ないでしょ。先代魔王が想像以上に早く亡くなって、大急ぎで新たな魔王を決めなきゃならなくなったんだから。」
今は俺と同じように、奇跡的に魔性を授かった幼馴染のレズと一緒に学園へ登校している最中だ。だが、正直言って学園に行きたくない。理由は単純明快で、魔王になるなんて面倒だからだ。
俺
「でもさ〜、俺は平凡に暮らして、平凡に死んでいきたいだけなのに…」
レズ
「あんたにそれは無理…ってここが魔王選定学園!?」
俺
「ここが…ってただの学園なのにデカすぎだろ!?」
そこには俺たちの想像を遥かに絶する巨大な学園がそびえ立っていた。
レズ
「とっとりあえず中に入りましょう。」
俺
「まあ…そうだな…」
平凡な暮らしをしたい一方で、この巨大な学園に興味を持った俺はレズと共に学園の中へ足を踏み入れるのだった。




