三
積み上げられた木箱の上に張られた獣皮には、古い議論の重みが刻まれていた――幾重にも重ねられた墨、とうに捨てられた進路を訂正する刃傷、指が何度も押し当てられて黒ずんだ染み。五つの印が、主要な道に沿って南から北へと続いている。それぞれから、細い線が椰子と井戸の印へと折れ曲がっていた。
ダーンの幅広い手が、最も南の地点に据えられる。
「我々は一万の兵を一つの塊として動かすわけではない」
彼は言った。その声に焦りはなく、ただ経験による平坦な確信があるのみ。
「息継ぎのように動かす。千。多くて千五百だ。一つの地点から次へと移動する――到着し、食事をし、眠る。そして再び動く」
傷だらけの拳が北へと移動する。
「各拠点は、彼らが到着する前に満たされていなければならない。穀物は計量され、水は汲まれ、足が地面に触れる時には、すでに火が燃えている」
一拍。
「次の波が続く。道はその律動を保つ」
彼はオアシスの印を一度叩いた。意図的に。
「五つのオアシス。五つの拠点。それぞれに十三台の荷馬車。一日一往復」
その言葉の重みが、集まった諸侯たちの上に砂埃のように降り積もる。
「一日でも逃せば……」
ダーンの顎が強張る。
「次の波は飢える」
ニコラスは何も言わなかった。獣皮を囲む視線が動く――測り、警戒し――そして今、彼に据えられる。問題はもはや地図上の演習ではなかった。
ペーター=フランツが腕を組み、革が軋む。
「三番目のオアシスからの輸送隊が失敗した」
彼は率直に言った。
「遅延した」
ダーンが訂正する。その淡い視線は動かない。
「襲撃を受けた。壊滅したわけではない」
「盗賊だ」
ペーター=フランツが押す。
「オアシスと街道の間に。常にいる。井戸には決して現れず、視界に留まる時間も決して長くない」
輪の端から、鼻を鳴らす音が割り込んだ。
「盗賊?」
一人の下級諸侯が、腐った葡萄酒を吐き捨てるようにその言葉を吐いた。
「正しく呼べ――停戦中に我らの我慢を試す異教徒だ」
低い囁きが外へと広がる。同意ではない。不安だった。
「彼らは色を纏わない」
別の騎士が静かに言った。
「その必要もない」
最初の諸侯の声が鋭くなる。
「補給を襲い、己らの国境へと消える。それは盗みではない。侮辱だ」
ダーンは彼を見なかった。
「旗印を掲げぬ者は」
彼は平坦に言った。
「その振る舞いのままに呼ぶ」
下級諸侯の顎が動いたが、言葉は飲み込んだ。
沈黙が場を取り戻す。ニコラスはまだ地図に触れていなかった。
「距離は?」
彼は尋ねた。
「荷馬車で八時間から十二時間。区間によっては固い地面――開けた平原ではない。所々に砂丘。割れた尾根。浅い台地」
ダーンの指が、オアシスと街道の間の細い線をなぞる。
「百人が身を伏せれば隠れるに足る、大地の襞がある」
ニコラスは進路を見つめた。
「つまり、彼らは我々を見る」
静かに言う。
「しかし我々は、彼らを見ない」
ペーター=フランツが低く唸った。
「ならば重武装で進む。護衛を倍にする。試みに代償を払わせろ」
天幕の端から、乾いた声が割って入った。
「あなたはそこにいなかった」
一人の諸侯が木箱に腰を下ろし、鋼を砥石に当て、ゆっくりとした律動で研いでいる。視線は上げない。
「自分で護衛してみればいい」
ペーター=フランツが鋭く振り向く。
「俺は――」
「彼らは待つ」
疲れ切った諸侯は、彼を完全に無視して続けた。
「尾根から。岩の裂け目から。後衛を――あるいは牛を、水袋を襲う。そして追撃が形を成す前に岩に溶け込む」
鋼が砥石を静かに擦る音。
「騎兵を増やせば、測るべき砂塵が増えるだけだ」
空気が張り詰める。ペーター=フランツの手が金装の斧へと流れ――そして止まった。
ニコラスはわずかに頭を傾けた。
「荷馬車を増やすのは? 十三台以上を送る。損失を受け入れ――それでも十分な数が到着することを確保する」
数人が身じろぎした。
「試した」
ダーンが言った。その声は細くなっていた――弱さからではなく、擦り切れた忍耐によって。
「十六台を送った。半分が奪われた」
沈黙がより重く降りる。
「彼らは学ぶ」
剣を携えた諸侯が付け加えた。まだ視線を上げず。
「荷馬車を増やせば、奴らは人を集める」
ダーンの指が革を押し、丸まった縁を平らにする。
「我々に余裕はない。各荷馬車は、逼迫した畑から掻き集めた穀物だ。各々の牛は一度きりの出費だ。半分を失えば、拠点は同じように破綻する」
その視線がニコラスに向けられる。
「我々は余剰を失血しているのではない」
息。
「余地を失血しているのだ」
天幕の外で、風がかすかに帆布を押す。どこか遠くで、馬が地面を踏み鳴らす。火鉢が微かに音を立てた。
ニコラスの視線は、オアシスと進路の間の細い線を辿り、地形が人を丸ごと呑み込む空白を追った。
「破れ目はどこだ?」
ついに彼は尋ねた。
ダーンは躊躇しなかった。
「この広い区間だ。オアシスと街道の間。常にそこだ」
ペーター=フランツが鼻を鳴らす。
「ならば焼き払え。地面を掃討し尽くせ。お前は二百の騎兵を連れてきたのだろう? 俺のを加えろ。砂丘を掃討して終わりにしろ」
ダーンの目がわずかに細まったが、反論はしなかった。
ニコラスは動かないまま。
「大音声で攻撃すれば」
彼は平坦な声で言った。
「彼らは散る」
ペーター=フランツが荒く笑う。
「結構じゃないか」
「散れば、街道は不確かなままだ」
その言葉が天幕を静まらせた。
ダーンの視線が鋭くなる。
「率直に話せ」
ニコラスは頭を傾けた。
「彼らは勝つ必要がない。遅延させればいいだけだ。一度掃討すれば、退却する。我々が引けば、戻ってくる」
一拍。
「荷馬車が立ち止まっている間、我々は影を追う」
ペーター=フランツが顔をしかめる。
「では何だ? 座して待つのか?」
「いいえ」
ニコラスは革の上を軽く指でなぞった。
「輸送隊を動かし続ける」
数人が振り向いた。
「説明しろ」
ダーンが言った。
「夜明けに、最初の輸送隊をオアシスから護送することをお許しください。掃討のためではなく、狩猟のためでもなく」
ニコラスは彼の目を見た。
「移動のために」
「何人で?」
ダーンの声が鋭くなる。
「全騎兵で」
集まった諸侯たちの間に、低い囁きが起こった。
「荷馬車を守るために二百人を連れて行くと?」
ペーター=フランツが尋ねた。その声には明らかな懐疑が滲む。
「守るためではない」
ニコラスが穏やかに訂正する。
「同行するために」
ペーター=フランツの口元に、薄い笑みがちらついた。
「そして地面を掃討するつもりはないと?」
「地面が求めない限りは」
ダーンは彼を見つめた。目を細めて。
「どんな計画を好もうと構わない」
彼はついに言った。
「だが、貴公の兵の損失に、私は答えぬ」
ニコラスはひるまず視線を返した。
「私は聖戦のために来ました。私の騎兵の損失はすべて、私が負うべきものです」
ダーンは彼を見つめた――言葉ではなく、その背後にいる男を測っていた。天幕は息を潜めた。
「最初のオアシスから輸送隊を連れて行け」
彼はついに言った。
「無傷で拠点に到達すれば、律動は再開する。失敗すれば、再考する」
ペーター=フランツが鼻から息を吐いた。
「つまり今、我々は賭けに出ると」
「すでに賭けている」
ダーンが返した。
その目がニコラスに戻る。
「理に外れた追撃はするな。この国境を公然たる戦争に点火するな」
ニコラスは頭を下げた。
「点火するつもりはありません」
一拍。
「炎が必要かどうか――彼らに決めさせましょう」
ダーンの視線が留まり――そして離れた。儀礼なく、彼を退けた。
「兵を休ませろ」
輪が解けた。
諸侯たちは己の焚き火へ、己の憂慮へと流れていく。火鉢が音を立てる。軍靴が石を擦る。ニコラスは天幕の開口部へと向き直り、すでに進路を、時刻を、距離に対する水の重さを計算していた。
「ニコラス卿」
彼は足を止めた。
剣を研いでいた諸侯は、まだ木箱の上に座り、刀身を膝に置いたままだった。彼はわずかに頭を傾けた――対等の者の所作であり、服従ではない。
「アイゼンヴァイルのフレデリック」
「ヴェスタゴランドのニコラス」
ニコラスは同じ節度で返した。
フレデリックの目は敵意ではなく、思案の色を帯びている。疲れてはいるが、明晰だった。
「あなたはシドラ公爵領の港を経由して到着したのですね?」
「その通りです」
「ならば、彼らが戦利品として取引する獣を見たでしょう」
フレデリックの砥石が再びゆっくりとした律動を刻む。
「砂虎。砂漠の鹿」
ニコラスはかすかに頷いた。
「切り落とされた首でさえ、見事なものでした」
フレデリックの口元がわずかに曲がった――笑みとは言えないが。
「いわゆる盗賊の数名は、馬に乗っていない」
ニコラスの注意が研ぎ澄まされる。
「地元の者が砂蜥蜴と呼ぶものに乗っている。竜に近く、蜥蜴よりも。二足歩行。長い前脚」
砥石が止まる。
「山羊のように岩を登り、馬が振り向けるよりも遠くへ跳躍する」
ニコラスは何も言わなかった。
「速く走る。熱の中でも容易に疲れない。崖の壁面に張り付く」
フレデリックの目が上がり、彼と視線を合わせた。
「危険な乗騎だ」
天幕は彼らの周りで空になっていた。火鉢の光だけが残る。
「価値がある」
フレデリックは穏やかに付け加えた。
「もし生け捕りにする機会があれば……高く買おう」
ニコラスの視線はしばし彼を捉えた――申し出を、その背後にある計算を読み取りながら。
「心に留めておきます」
フレデリックは一度だけ頷き、刃へと戻った。会話は始まった時と同じように、きれいに終わった。
ニコラスは砂漠の空気の中へと足を踏み出した。
太陽は傾き始め、砂丘を琥珀色と錆色に染めている。彼の騎兵たちは今頃落ち着いているだろう――エクリアが攻城技師の効率で配置を整え、オラフがすでに出口と水源を地図に記している。
中立的な「盗賊」という言葉の背後で、何か別のものが動いている。
そして明日、彼はそれを目にするのだ。




