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冒険者たちのエピローグ


そこから特別なことは何もない。

両手いっぱいに抱えた食料は村人から歓迎されし、一息つけたと村長は涙を流して感謝した。


あまり必要ないと思われた園芸用の種も、ひょっとしたらこのような環境でも育つのではないかと期待された。


もう一度行ってくれと頼まれたが、アルノートとしては「あの世界は怪物同士が戦って崩壊したから無理」と言うしかなかった。

ひょっとしたらまた違う位相世界が生成されているかもしれないが、その場合であっても位置関係としてはズレが生じている。

ふたたび同じような場所を訪れるためには、多大な幸運が必要だった。


ちなみに、ソフィアとアルノートの仲はめちゃくちゃギクシャクした。

アルノートとしては誠実に知らせるために事態を文章化して伝えたが、むしろそれがソフィアの機嫌を損ねた。


無茶苦茶に拗ねた。

絶対に許すことはないと言われた。

お前に平穏は二度と訪れないと聖女の名の下に宣言された。


三食ご飯をぜんぶ食わせろと要求するほどである。

アルノートは絶望したが、なんかおかしいなと首を傾げた。


彼の偏屈だった家には、ソフィアの私物が順調に増えつつある。

そういえばソフィアが自宅に帰っていないと気づくのは、もうしばらくしてから。


開けられていた穴は、すべて塞がれた。

もうそんなものは必要ないし、余計な邪魔が入らないようにするためである。




日本舞台にちょっとホラーで、ちょっと日本探訪っぽい感じに、と思っていたはずが、いつの間にか冒険者二人がイチャイチャしてた。

後悔はしていない。


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