表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂人三人組の面白い毎日  作者: KURA
日常ぱーと1
9/61

ゲーマー カラスの日常……?

こんばんは!

KURAです!

今回ちょっと短いです!

カタカタとタイピング音だけが響く部屋。

勿論零の部屋だ。

彼がやっているのは怪物を倒して装備を作るゲーム。

で、今はタイムアタックをしている。

ただ、怪物を速く、速く殺す。

それだけだ。

意味? 自己満足くらいしかない。

素材が多くなる? ないない。

強い証明? 微妙。

効率が良いという証明くらいだろう。

ただ彼は一番になりたいのだ。

好きなゲームだから、楽しんでいる。

ちなみに相手はゲーム内最強クラスであり、最速で倒すためにノーダメージを目指しているようだ。

一発でも攻撃をくらうともう一回やり直している。

繰り返し繰り返しする作業。

常人なら気が狂いそうなほど集中したければならないし、一瞬でやり直しになるこの作業。

何故するか?

楽しいから。らしい。


「……よし。五分切れた。とりあえずコレくらいにしようかな。…………む」


ポーンと軽快な音が響いて画面の隅に文章が浮かぶ。

そして丁度なにもしていなかったのでクリックをした。


『依頼、チャットをしろ』


「……珍しいな。あの人が僕に依頼をまわすなんて」


零の場合取り次ぎを頼まなければならないぶん、他の二人とは少々手間がかかる。

そしてその取り次ぎをしているのはカラスメ、まぁ文字通り烏目なので零の目を頼まれている。

だがカラスメ自体もあまり依頼を回さないため、零自体が依頼をうけるのはほぼほぼ無い。

今回は稀な事である。


「……へぇ、僕の実力を試しているのかい?」


ちなみにカラスメの言うチャットとは、送られたパソコンのハッキングをして会話することであり、ハッキングに手間取っているようだ。

だがそれもすぐ終わった。


「……依頼内容は、殺人かぁ。……誰だ? ……ほんとに誰だよ。おっさんじゃないか。……依頼金は五千万かぁ。興味が湧いた」


シャーと椅子のタイヤを鳴らすと他のパソコンに向かい始めた。

そして相手の情報を調べあげる。


「……三苫(みとま)(あきら)。新聞記者? ……なんっか裏がありそうだね。それに、面白そうだ」


そして元のパソコンに向き直すとハッキングしたパソコンに文字を打ち始める。


『依頼、成立、我、鴉。故、不信、推奨』


翻訳するならこうだ。

依頼ら成立した。私は鴉だ。

だが故に私を信じないことを推奨するよ。


これはほぼほぼの依頼人に言う言葉だが、何故かというと。

鴉は裏切りやすい。

まぁそれは他の二人にも言えることではあるが。


「……ん? ちょっと待て。コレは……!」


向かっているのは調べもの用のパソコン。

何を見つけたのか、珍しく冷や汗を垂らす鴉がいた。


「……チッ! この僕が嵌められるなんてね……」


そのとき鴉の後ろでは殺意の塊が今か今かと鴉を見つめていた。

そして、解放の時が来た。


「……この僕を舐めるなよ……!」


この日ある森にある洋館が突如爆発し、森に燃え移り、とてつもない火事がおこった。

犠牲者は燃え尽きていたため素性がわからなかったという。

それではー。

さようならー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ