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狂人三人組の面白い毎日  作者: KURA
彼等は楽しむ
4/61

それは禁断の遊び

こんばんは。

KURAです。

今回は………………えーっと……あのぉ。

感想貰ったのでちょっとプレッシャーが……。

まぁ書けたんですけど。

あまりふざけれなかったかなぁと思いましたので……。


ごちゃごちゃとゲーム機や、そのコントローラー、そしてコードが見える。

他の人が見るとよほどのゲーマーと思うだろう。


唯一綺麗にされている机と4つの椅子。

そこに座る三人の男。

辛徒達だ。


「で、何のよう?」


「仕事だ。ハワイに行くんだが……イベントは?」


「……ちょ~っと待ってて」


零はごちゃごちゃとした所へ入っていき、パソコンを弄り始める。

カチカチと操作した後、画面を見る。

暫くスクロールして、目を上下に動かした後、戻ってきた。


「うん。まだ(・・)約束はしてないよ」


「約束はしてねぇってことは……一応イベント中なんじゃないのか?」


「大丈夫。頑張ればいける」


「ねぇ、早く行こうよ。運転手しなきゃいけないの僕なんだし」


サムズアップした零は自信満々にそう言ってのける。

そして、涙頭がめんどくさそうに言った。


「……はぁ、僕も行くよ。内容は?」


「金津兼字ってやつだ」


「……あぁ、アイツか。まぁ僕が殺さない理由も無いし」


「んじゃ行くかぁ」


「そうだね。こんな息苦しいとご僕好きじゃないし~」


ニヤニヤと涙頭が笑いながら言う。

やはり、いじるのを楽しんでいるようだ。


「ほ~う? よろしい、ならば殺してやろう」


「おいぃ! 零!? その手に持ってんのなんだ!?」


「……超高水圧レーザーのダイアモンド用」


「せめて人用兵器を使え!? じゃなくて依頼前に殺しあいすんな! おら、行くぞ。下ろして下ろして。涙頭、お前もだ。オラッ!」


「何で僕だけ殴るのさ!」


「お前が完全に悪いからだよ」


「……自業自得」


機斗(きと)(れい)

小柄で、ゲーマーと、子供のようだが、一応成人。

機械を作ったり、操作したりする天才。

彼はその才能を使ってゲームをするため、プロゲーマーとしては有名になっている。

そのため、ゲームで他の人と約束や、その時限定のイベントがあると、依頼をすることができない。

零の受付は、辛徒達よりも少し……いや結構めんどくさい。

まぁそれは置いておいて、場所は変わり、飛行機の機内。


モニターに映る涙頭、そしてその前の辛徒と零。


「でぇ? どうやって殺るの?」


「あぁ? そりゃあ、皆殺しだろ」


「いやいや、僕の機械使って終わらせようよ」


「ねぇ、僕はどうでもいいんだけどさ。喧嘩しないでよ」


「……俺の依頼だ。俺のやり方で殺らせろ」


「わかったよ。はぁ、折角蚊型の爆弾発明したのに……」


「……お前は○ルディックか?」


まぁ某暗殺家みたいな爆弾は置いておいて。


「もうそろそろ着陸するよ」


「おう、わかった」


飛行機が着陸準備をしはじめる。

浮遊感と共に着陸する飛行機。

止まったのは明らかに人の少なく、普通の航空ではないとわかった。

そして、三人はすぐさま降りる。

人も三人しかいないのですぐ降りると、一人の男が待ち構えていた。

片眼鏡のいかにも執事といった男だ。

年は高齢に近いようで髪は全て白髪で顔にはしわが目立つが。

何故か風格を纏っている。


「お待ちしておりました。今回はどちらに?」


「んー、金津兼字」


「……あぁ、アイツでございますか。では、これを。地図と、車のキーでございます」


「おう、ありがとな」


「いつもありがとねー」


「……」


辛徒と涙頭が笑いかけ、零は少し、頭を下げた。

すると、老人は深くお辞儀をして


「いえ、この程度」


「つーか毎回思うが情報どっから手に入れてんだか」


「僕たち連絡してないのにね」


「……?」


そう、三人は連絡していない。

それどころか三人が行くところには何故かコイツがいる。

勿論伝えてない。誰も。

何故かいる。

どうやって情報収集しているのかは謎に包まれている。


「ほっほっほ、企業秘密、ですね」


「はぁ、お前は敵にまわしたくねぇな」


「ご謙遜を。こんな老人、赤子の手を捻るかのように倒されてしまいますよ」


「……ホント、何もんなのこのじいさん」


さすがの涙頭もこればっかりは苦笑いを浮かべた。


「……はぁ、まぁいいか。ルー爺、車まで案内してくれ」


「かしこまりました」


辛徒からルー爺とよばれた男。

本名、ルーベルクライト・ムートカイン。

通称ルー爺。

年齢 不詳。

出身国 不詳。

ただし、白人のようだ。

これだけしかわからない謎の人物。

あとは、裏の世界でルー爺には逆らうなという暗黙の了解があるというだけ。


「……なぁ、コレすっげぇ目立たないか?」


真っ赤っかなベンツがそこには停まっていた。

こんなものを使っては目立ちまくるだろう。

仮にも辛徒達は殺しに行くのだから目立つのはマズイ。


「……あなた様方は目立ってもよいのでは?」


「……まぁ別にね」


「まぁな。……まぁルー爺の気遣いだ使うかぁ」


「では、行ってらっしゃいませ」


辛徒が左の運転席に座り、ベンツが走り出す。


「……あ、そうそう、お前ら着替えろよ」


「おっけぇ。さぁて、やりますかー」


「……うん。やろうか」


「遊びの始まりだ」


「楽しくなければ」


「つまらない」


三人は仮面のような物がくっついた覆面を被る。

彼らが何故依頼をするのか。

何故ここまで来るのか。

その理由は簡単。

『遊び』

今回は人の命を狙う遊び。

禁断で、禁忌のような遊び。

彼らは楽しむ事だけが生きがい。

彼らのポリシーは


「人生楽しく生きる」


なのだから。

彼らこそ本当の意味で人生を楽しんでいる……のかもしれない。


ほら、ギャグ要素少なかったでしょう?

主要人物が完全に出てきたらフルネームを出すよにしてますけど、コレ、良いですよね?

何か最初の自己紹介みたいで私は良いと思ってます。

それでは皆様。

さよーならー

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