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幻界創世記  作者: 冬泉
人物・アイテム紹介
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STAGE00◆「あらすじと、人物と、用語と」

 ここまでのあらすじ、人物と用語の解説を徐々に行っています。ストーリー中で判らない事がありましたら、こちらをご参照下さい。また、本内容は多少のネタバレを含みます。誠に恐縮ですが、その旨ご了解下さい。

■あらすじ(STAGE3-10まで)


 三奈瀬翔と河邑彰は、東京近郊にあるUNO学院に通う一年生。映画の結果に対するちょっとした不満からオリジナル結末の創作を始めたことをきっかけに、同学院二年生の神和姫葵と知り合う。葵から、“小説よりも自由度が高い、創作に適したツール”があると聞いた翔は、葵からそのツールの使い方を教えて貰うことになった。


 ところが、その過程で葵に憧れる彰が参加してきたことで心を乱された翔は、葵に対して不用意な発言をしてしまい、愛想を尽かされそうになる。だが、葵の親友である高国亜里沙と出会い、事情を知った亜里沙に背中を押して貰った結果は、翔は勇気を振り絞って自分の非を素直に葵に告白する。翔の謝罪を受け入れた葵は、翔に引き続きADnDを教えていくことにした。


 だが、誰も気が付かない内に、何の変哲もない日常に非日常が忍び寄っていた。調子が優れない葵が、それでも翔との約束を守るべく屋上に向かうと、突然脳裏に少女の声が聞こえてくる。その時、虚空から現れた金色の杯を巡って、翔と葵は摩訶不思議な相手に襲われるが、危機一髪の所を金色の戦士に助けられた・・・。


■登場人物


☆三奈瀬 翔 [SHO MINASE 173cm/A]

 UNO学院高等部1年生で、本編の主人公(?)。SFとファンタシィが好きで、常に努力家であろうと務める苦労人だが、優柔不断で腰が重い性格が災いして、度々自作自演の危機に陥っている。葵から聞いた「小説より自由度が高い創作媒体」に興味を持ち、その媒体であるADnDを教えて貰う所まで漕ぎ着けるのだが・・・。


☆河邑 彰  [AKIRA KAWAMURA 180cm/O]

 UNO学院高等部1年生で翔の悪友。何時も一緒に行動している。「栄えある主義」(HEある主義=ハッピーエンドの意味)の信奉者で、何でもハッピーエンドにならなければ気が済まない。よく言って楽天的でおおらか、悪く言えばいい加減でちゃらんぽらんな性格をしているが、何処か憎めない良い奴である。葵と少しでもお近づきになるべく、無謀にも葵に、自分もADnDを教わりたいと頼み込むが・・・。


☆神和姫 葵 [AOI KAMIWAKI 159cm/AB]

 UNO学院高等部2年生。品行方正・容姿端麗・頭脳明晰の三拍子が揃った才媛だが、ちょっと変わっている。元文芸部部長だったが、部内で揉め事があり、現在は退部している。ふとした事で翔と彰と知り合う。何処で覚えたのか、意外にもADnDの知識があり、興味を持った翔に教えていく。意外と頑固で、思いこんだらとことん追求という一面を持っている。


☆高国 亜里沙 [ARISA TAKAKUNI 165cm/A]

 UNO学院高等部2年生で葵の親友。UNO学院に入った時、葵と席が隣同士だったことから親しくなる。才気活発・スポーツ万能・強挫弱助の三拍子が揃った正義感が強い、姉御肌の人物である。翔の良き相談相手で、彰の喧嘩友達でもある。


☆御殿山 貴人 [TAKAHITO GOTENYAMA 176cm/B]

 UNO学院高等部1年生で翔と彰のクラスメート。翔がプレイヤーハンドブック(用語説明参照)の翻訳をやっていた時に、翻訳ソフトを使って楽することを勧める。頭でっかち、理論先行、底意地が悪いと三拍子揃ったナイスガイである(笑)。


☆琉央 [RUOH 183cm/?]

 翔がリフトホールで出会った二年生。翔の名前を知っていたが、翔は自身は初対面だった。葵とは文芸部関係で因縁があるようだが、現段階では不明。自分自身を“MASTER”と呼称している。


龍王リュオン漠羅爾バクラニ [RYUON BAKULUNI 195cm/A]

 『金杯』によって異空から呼び出された金髪碧眼の戦士。金色の鎧を纏い、細身の直刀を使う。背が高く、豹の様な痩身だが、その実力は圧倒的で、翔と葵に害を為したDREAD KNIGHT(破滅の騎士)を一撃で彼方へと追いやった。ひょうひょうとして捕らえ所のない性格だが、以外に世話焼きでもある。


璃奈リナ恵久美流エクビル [RINA EKBIR 157cm/B]

 漠羅爾バクラニ新王朝の一国、恵久美流エクビル公国の第一公女。通称“お嬢”と言われるお転婆娘だが、その“夢見”の力はずば抜けている。ラルフ・ロビラー(龍の盾)から“強奪”した龍のペンダントをいつも胸に掛けている。明るく朗らかで、誰とでも友達になれる特技(?)を持っている。



■用語説明


☆UNO学院 [UNO INTERNATIONAL ACADEMY]

 UNO(国連)の教育局が世界各地で運営する学校組織。日本では、横浜に中等部+高等部の複合施設と、富士の裾野に大学部が設置されている。学校法人形態としては他に先駆けて、総合システムを統括する第七世代型メインフレーム(名称は『タルカーン』)を導入し、随所でユーザーによる音声指示が可能となっている。


☆最後のユニコーン [THE LAST UNICORN]

 P.S.ビーグル著の傑作ファンタシィ。ハ○カワFT文庫から出版されている(FT-11)。過去に日欧合作のアニメーション映画も作られている。


☆リアル・ストーリー・プレイ手法 [REAL STORY PLAYING METHOD]

 ロールプレイイング・ゲームのマスター、即ち“親”を行う際の技法の一つ。『BASE TIMELINE』(BT、基礎時間軸)と『INFLUENCE POINT』(IP、干渉点)という仕組みを軸に、『FLOWTER SCENARIO』形式(セッション中のプレイヤーの行動によってシナリオをリアルタイムに修正する形式)にて、プレイヤーの行動によって自由にセッションの方向性、世界情勢、NPCの反応などがリアルで修正させていくというもの。通称RSP。


☆ADnD [ADVANCED DUNGEON & DRAGONS(R)]

 ロールプレイイングゲーム(RPG)というジャンルの元祖で、その代名詞たるゲームシステム。そもそも、“ロールプレイイングゲーム”と言う名称や、現在コンシューマー用の所謂“ロールプレイゲーム”に普通に使われている“PC”、“NPC”などの用語は、全てこのADnDを起源とする。ADnDは内容的に非常に多岐に渡り非常に複雑なシステムだが、ユーザーに対して何かを創造する際に無限の可能性を与えてくれる。


☆プレイヤーハンドブック [PLAYER'S HANDBOOK]

 葵が翔に読み込むようにと渡したマニュアル。ADnDをプレイする際に、プレイヤー(ゲーム参加者)が使用するルールを纏めたハードカバーマニュアル。結構難解な英文が320ページも続く。通称PHB。


☆セントラル・スクェア [CENTRAL SQARE]

 駅前の総合ショッピングモール。翔が彰に引っ張られて良く行く、アミューズメント・ゲームスペースもここにある。


☆マスター [MASTER]

 琉央がリフトの中で漏らした謎の言葉。本人はMASTERらしいが、そもそもMASTERとは何か?


☆金杯 [GOLDEN CUP]

 空中に現れ、葵の手に入った金色の小杯。漠羅爾バクラニのリュオンを呼び出す力を発揮した“神遺物”(ARTEFAKTE)。



 本編は私の初めての小説で、「リアルストーリーの光と影」というコラムが元になっています。このコラムは、リアルストーリープレイ(RSP)の解説を兼ねていましたので、ネット掲載するに辺り、ゲーム解説的な部分を修正し、「幻界創世記」と題名を変えたものです。

 非常な拙文で大変お恥ずかしい限りなのですが、一時ひとときでもお読みになってお楽しみ頂ければ幸いです。

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