地獄の上で
掲載日:2026/05/21
1人が怖くない訳じゃない。
1人はずっとずっと怖かった、ただ、それ以上に
誰かと共に生き、そこから1人に戻るのがもっと怖かったのだ。
『他の人を好きになったらごめん』
君はそう言ってたね。
そうなった時、きっと私が傷つかない様にと…でもね、私、その言葉がずっとフラッシュバックしちゃうんだ。
「分かった」
なんて返しちゃったけど、本当は、嫌だって言いたかったんだ。
言えなくてごめん。
ずっとずっと嫉妬しちゃうの
する資格も無いのに。
ごめんね。
最近、いつも思うの。
「友達に戻れば、きっと辛い気持ちも、そして君が幸せになれるんじゃないか」って
身勝手だけど、きっと…そうだから
ずっと、私に勇気がなくてごめんね。
付き合わなければ、嫌だって言えたら、嫉妬しちゃうって言えたら、友達に戻ろうって言えたら、きっと君ともっと一緒に居れた気がするの。
こんなに後悔だらけだけどね、私、本当に幸せだった。
だから今度は君が幸せに。
「…なんて書いたけど、結局見られることなんて無いのに。」
「……ははっ、やっぱ1人が似合うな私」
「………最初っから愛される資格なんて無かったんだから良かったんだ。」
他の人には小さな光でも、私が歩いてきた1人の地獄ではずっと大きな光だったんだ
すごく幸せだった。
こんなクソッタレな地獄の上でも充分な幸せだった。
いってきます




