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青の匂い、君の声  作者: Kai
波の音、君の声
9/11

9.予感


「行ってきます」


朝から調子は悪かった

でもママや湊に言うほどでもなかったから普通に学校に行った


帰り道、立ちくらみに襲われながら少し立ち止まっていると


「ねーちゃん?」

湊の声がきこえた


「大丈夫?体調悪い?」

「んー、ちょっとだけね」

湊は荷物持つよ。なんて言ってくれる


「ただいまー」

2人の声が重なる

靴を脱ごうと座り

「ふぅーー」

と凪は大きく深呼吸をする


「大丈夫?」

「だいじょーぶ」

「今日は、あいつのところいかないで」

「‥‥?あいつ?」

「ねーちゃんが誰かと話しながら帰ってるの見た。水曜出かけてるのあいつのとこでしょ」

「あぁ、日向くんのことか」

「くん‥?男なの?」

「そーだよ」

「なら尚更今日は行かないで」

「ぇえ、でもぉ、」

そうやって渋る凪に弟が

「あぶねぇじゃん」

そう言った


不安そうに言う湊を無碍にはできない


だから凪は渋々「わかったよ」と返事をした


あとで連絡しよう。


凪はそう決めた。


この日は、ねむいからなんて嘘をついて夕飯を食べずに布団に行った


「ん?」

日向からのメッセージ

びっくりしたがすごくすごーく嬉しくてすぐに開いてメッセージをみたそこには


「もし明日か明後日時間があったら聞きに来てください、今日は沢山かもめがとんでました」

なんて書かれていて思わずくすっと笑みがこぼれた


「いきたい!」そう返事をした


日向は本当にちょっとだけ私が沈んだ時にやさしく私のことを照らしてくれる


コンコン


ガチャ

玄関の灯りがついて、母が顔を出した。


「凪?湊からご飯食べてないって聞いた。どうした?体調悪い?顔、少し赤いよ」


母は私に近づいて額に手を当てる。

「熱っぽい…?なんだか、顔色もいつもより悪いね」


「ううん、大丈夫…」

でも声は少し震えてしまった。


母は小さく息をつき、心配そうに言った。

「……明日、病院いこうか」

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