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第1章 機会(後編)
「・・・ちょっと落ち着いてください」
俺は振り上げた拳を後ろから捕まれた。
気づかなかったのだ。2人いたことに。
「私はあなたに危害を加えるつもりはありません。」
「じゃあ何なんだよ!」
「あなたにお仕事を紹介しようと思いまして」
「仕事!?仕事なら間に合ってるよ!」
「あなたは本当に今のままで満足ですか?」
「えっ?」「もっとスリルのある仕事をしてみたいとは思いませんか?」
今自分の考えていたことが現実になろうとしている。
俺はそう感じた。
「ウイィィン・・・」
世界のどこかでまた新しい起動音が鳴り響いた。
――――――第1章 機会(後編)――――――
――――自分でもわかっているつもりだった。これがどういう仕事だったかなんて。
でももう後には引き返せない。
―――――――ここでやるしかないんだ―――――――




