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管理説明①

「モニターが気になってるの?」


「…うん」


(やばい…聞かれてた)


「じゃあ今からこのモニターとかの話をするわね」


「待ってました!」


「ずいぶんさっきとは違うじゃない」


「だって!楽しみなんだもん」


カロちゃんはテキストボックスみたいなやつを指さした。


「ここにはミッションが出されるわ」


「ミッション…じゃあそこには内容が映るってこと?」


「そういうことよ。今も出てるじゃない」


テキストボックスにはこう出ていた。


『uno:異空間に行き、管理人がいう量のゴミを集める(管理人のさじ加減かげんである)』


「ほんとだ~」


「でもこのミッションを受けるためにはこっちを押さないといけないの」


カロちゃんはテキストボックスと同じ枠にある『承諾』という文字に指を指した。


「これを押すと始まるの?」


「そうよ」


「へぇ…」


「じゃあ次は…」


カロちゃんは、複数あるボタンを指さした。


「この3個のボタンがあるわね」


「うん。緑、青、白だね」


「そう。そのボタンについて説明するわ」


俺が相槌を打つ間もなく、話を続けた。


「まずは緑のボタンからね。

緑のボタンは、この島の地上にいる生物の数とかがわかるの」


「へぇ…押してもいいの?」


「いいわよ」


俺は緑のボタンを押した。

そうすると、モニターに数が出た。


『現在、地上生物の反応はありません』


「おぉぉ~!すげぇ」


「そんな感動してるところ悪いんだけど、つづけるわよ」


「はい…」


「次は、青のボタンね。

このボタンは、海中の生物の数がわかるボタンなの。

まあ緑のボタンの海を対象にした感じだと思ってもらえればいいわ」


「これも押していいの?」


「いいわよ」


俺は青いボタンを押した。

さっきを同じようにモニターに数が出た。


『サンゴサイ:1281・・・どこの海にもたくさん生えている植物

カイサンゴ:121・・・きれいな海にしか生えない植物

ライフィ:41・・・威嚇や危機を感じたときに体から電気を放出する魚

ドシ:58・・・威嚇や危機を感じたときに口や体から毒を出す魚』


そしてその横に【危険度】というものが書いてあった。


(サンゴサイは危険度1。カイサンゴも危険度1。

ライフィは危険度3。ドシも危険度3か…)


「ねぇねぇ、この危険度ってなに?」


「あぁ、危険度っていうのは生物に割り振られるもので10段階の目安みたいなものなの」


「へぇ…危険度3ってどれくらいなの?」


「危険度3はそこまでというか、ほとんど害はないわ」


「へぇ…じゃあこの海は安全なの?」


「いやそうとは限らないわ。これはあくまでこの島の周りだから」


「あぁじゃあ一概に安全とは言えないってことか…」


「そういうことね」


「じゃあこの白いボタンはなんのためにあるの?」


「これはね。この島の面積を調べるためにあるの」


「面積?」


「そう面積よ」


「面積が大きいからって変わるの?」


「うん。変わるわ」


「具体的には?」


「面積が大きかったり、環境がいいと島のレベルが上がるの」


「島のレベル?」


「うん。これが上がるといろんな恩恵が受けられるの」


「へぇ…」

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