表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/34

2

 ターゲットの身辺調査+意外な事実も判明したところで、具体的な方策を考える。


 ふわふわは不思議そうにふわふわする。


『人間とは難しいものであるな。お互い好き会っているのに、心が読めないせいで付き合えないなんて、愚かであるなあ』

「この虫はどの立場からものを言っているんだ……?」


 まずはシンからとっておきの提案をする。


「ああいう素直になれないタイプは、ドキドキトラブルを起こして急接近させるのが王道のやり方だな」

『おお、そうねそうね。よく小説やまんが であるあれね』

 

 吊り橋効果的なあれだ。


 トラブルを乗り越えたカップルは急接近し、愛の言葉を交わす。


『それで? どういうトラブルを起こすのよ』

「まずは、セッ●スしないと出れない部屋に二人を閉じ込める」

『神父辞めなさい』


 即物的すぎる考え方だ。


『だめよだめ! 絶対反対!! そういう男が、女性を悲しませるのよ!!』

『けれど、恋愛なんて交尾のためにするものであるぞ?』

「そうだそうだー」


 なんと、ふわふわまでもが賛成してしまった。


 ユウナは絶対に反対だ。


 何か他に良い案はないのかと考え込む。


 一つ、案が浮かんだ。


 けれど、それはシンにとっては少々過酷な案だ。


 だが、違う案が全く浮かばない。正確にいうと、シンの荒っぽい考えに引っ張られてそれ以外の案が浮かばない。


『……えええい!! 二人を閉じ込める!! それでいこう!!』

「やっぱりセック●しないと出られない部屋か」

『違う!! ただ閉じ込めるだけ!!!』


 二人はひょんなことから閉じ込められる。


 きっと、いかにして脱出するかを二人は話し合う。


 そのなかで、二人の思いは通じ合い、解放されたときにはラブラブカップルに!


 ではさっそくやってみようと、ユウナとシンは閉じ込める方法について、あれこれ話し合うことにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ