表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第一話

「…山! 神山!!」


私はその声に起こされた。

アリス「何よ、たかちゃん。」

高野「教師をたかちゃん呼ばわりするんじゃなーい!!!」

アリス「はぁ?? いつもたかちゃんって呼んでるじゃないのよ!」

高野「今は授業中だっ!! っていうか、お前なぁ、授業中に寝るんじゃない!」

アリス「寝てるの私だけじゃないってば。」

高野「…はぁ?」

アリス「うららと祐も寝てる。」

高野「…二宮、ほら、起きるんだ。授業中だぞ。…土屋! おい、起きろ!!!」


はぁー。たかちゃん、またうららだけひいきしてる。

あ、私の名前は神山アリス。中学1年生。

え? あぁ…。そうね、私は確かに、この1−Aではちょっとした問題児。

遅刻したり、授業中寝たり、授業サボったり。

毎日のように補修に出させられるし。

ま、ほとんど出たことないけど。

そして、今まで寝てた二宮うららと土屋祐は、私の心友! というか、悪友かしら?

うららは、たかちゃんこと高野隆のお気に入りの生徒。

同じことをしていても、うららだけは許すのよ、たかちゃんは。

そういうのって、最低。

土屋祐は、毎回私と一緒に補修に出ろと言われるメンバーの1人。

まぁ、私と祐しか出ろなんて言われないけど。


高野「全く、神山と土屋は今日の補修に出ること!」

祐「はぁ!? なんでだよ! うららだって寝てただろっ? そういうのって、ひどくねぇか!?」

アリス「そうだよ、たかちゃん。ひいきって、教師にとって最低な行為なの。知ってた?」

高野「うるさい! 二宮はいいんだよ。」

うらら「高野。私も補修出る。いいでしょ?」

高野「え? …まぁ、二宮がそう言うのなら…。」

ったく、ほんとうららには甘いんだから。

うららだけだよ、たかちゃんのこと、高野って呼び捨てにしてるの。

まぁ、たかちゃんを使っていろいろ悪いことしてきたもんねー♪

でもさぁ、私も補修出る、じゃなくて、補修を取り消してくれれば良かったんだけどなー…。


まぁ、そんなこんなで(どんなこんなで?)、私たちは補修に出ることになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ