有料版と法人版の料金プランについて
前回述べた通り、法人版(Business)は個人使用には向きませんが、有料版(Premium)については無料版(Free)に比べて機能が大幅に拡充されているため、導入を検討する価値はあります。
ただ問題は利用料金です。
まず有料版は「購入」する事が出来ません。
いわゆるサブスクリプション方式であり、有料版を利用するには利用料金を支払い続ける必要があります。
2020年8月現在の利用料金は下記の3つのプランから選ぶ事が可能です。
① 月額プラン
$29.95
② クォーター(3ヶ月)プラン
$59.95(1ヶ月換算で$19.98)
※月額プランに比べて33%OFF
③ 1年プラン
$139.95(1ヶ月換算で$11.66)
※月額プランに比べて61%OFF
当然ながらドル建て決済になるため、日本円の支払額は為替レートに依存します。
月額プランの場合、毎月の利用料金が現在の為替レートで約3,200円もするため、気軽に利用できる人は少数でしょう。
一括払いにすると割引料金が適用され、特に1年プランの場合、61%という大幅な割引となりますが、それでも年額で約14,800円になります。
1年プランの利用料金は月額に換算すると1,200円程度ですが、その代わり一年分を一括で先払いする必要があります。
ただ割引率が高いので、思い切って有料版を利用するなら1年プランが最もお得です。
有料版の利用料金の支払い方法はクレジットカードかPayPalのどちらかになります。
PayPalはアメリカを中心に世界中で利用可能なインターネット決済サービスで、日本でもサービスの利用が可能です。
次に法人版(Business)の利用料金についても、お知らせします。
2020年8月現在の利用料金は下記の2つのプランから選ぶ事が可能です。
① 月額プラン
$25.00 (※1・※2)
② 1年プラン
・利用者数が10名未満
$12.50 (※1,※2)
・利用者数が10名以上50名未満
$12.08 (※1)
・利用者数が50名以上150名未満
$11.67 (※1)
※1 利用者1名あたりの月額料金
※2 最小利用ユーザーは3名
それでは150名以上のメンバーで利用したい企業はどうすれば良いのでしょうか?
もし150名以上の大口契約が不可という事であれば、大企業が一括導入するには全く不足しています。
そのような場合は、Webサイトのみで完結する契約が出来ませんので、Grammarly社の営業部門にコンタクトを取る必要があります。
法人版の利用料金の支払い方法はクレジットカードかPayPalまたはACH Paymentの3種類から選ぶ事が出来ます。
ACH Payment(ACH送金)というのは、アメリカの金融機関においては良く使われる送金方法の一つです。
電子送金に比べて送金の即時性には劣るのですが、何より送金手数料が安いのが特徴です。
ただし日本国内でACH Paymentを利用するには大きな障害が存在します。
それは日本の銀行口座からアメリカの銀行口座には送金できないという問題です。
つまり日本の銀行口座をACH Paymentの送金元として設定する事が出来ないため、送金を行うためには、わざわざアメリカの銀行口座を開設する必要があるという事になります。
そのため日本ではほとんど普及していない送金方法となります。
最後に「Grammarly @edu」の利用料金についても、参考までにご案内します。
「Grammarly @edu」の利用料金は教育目的という事もあり、非常に割安な料金が設定されています。
その代わり、選択できるのは1年プランのみです。
・利用者数が5名
$500
・利用者数が10名
$800
・利用者数が20名
$1200
・利用者数が21名以上
要相談
今回は料金プランを中心に案内させて頂きました。
結論としては、いきなり有料版(Premium)を申し込むのではなく、まずは無料版(Free)を利用してみて、拡張機能の必要性を感じる様であれば、有料版に移行するのがよろしいかと思います。
無料版の登録にメールアドレスは必要ですが、クレジットカードの情報は不要ですので、クレジットカードをお持ちでない方でも気軽に登録する事が可能です。
次回は9月11日(金)20時に公開予定です。