第五話 寮へのお引越し
サブタイトルは適当なのであまり気にしないで頂けると幸いです。
寮の案内が終わって始眼は荷物の整理をする。
(荷物は六花さんの知り合いの引っ越し業者に運んで貰った。ついでに仲良くなって酒も奢って貰った)
そんなこんなで1時間ぐらいで荷物の整理が終わった。始眼は達成感に浸っていた。
その時、始眼の部屋の扉が開いた。
「荷物の整理終わったんだ」
そう言って彼方が入ってきた。
そして、始眼の部屋の中をジーと見た。
「何?」
「いや、意外にまともだなって思っただけ」
「君は俺のことを何だと思ってるの?」
なぜ彼方が始眼に対してタメ口でこんなことを言うのかというと、始眼が寮の案内中に彼方にタメ口と気を使わなくていいと言ったからだ。
「タメ口でいいとは言ったけど、もうちょっとオブラートに言葉を包んでくれたら嬉しいなー」
「絶対に嫌。めんどくさい」
始眼が苦笑いする。
「ヘラヘラしてたからチャラい人なのかと思ったけど全然違ったからそこは驚いた」
「結構心にくることを言うね」
そんな感じで彼方と始眼は少し会話した後、2人は寮の中央の部屋(多分会議室みたいな部屋)に移動した。
「これから見回りにいってもらう。今回は愛と美並がいろいろ教えてくれるはずだから頑張って」
そう言って彼方は部屋を出て行った。
「じゃあ、私たちも見回りにいきましょうか〜。始眼君には見回りしながら教えるからね〜」
「早く行きましょう副隊長。ほら、あんたも早く行くわよ」
「へいへい」
こうして始眼のValetta第七番隊での仕事が始眼まった。