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第0話 プロローグ


_______ はぁ!?あんたたち武器すらないの!?

最強パーティですって言ったじゃない!!



えっと・・・

フードを被った三人組の内、一人の少女がぼそぼそと呟き始めた。

・・・でももう契約終わっちゃいましたし。



んっっっっわぁぁぁああああ!!

ありえないんですけど!!!!!

あたしの甲高い叫び声だけが路地裏に響く。



・・・こうなったのも

---------- 遡ること5時間前 ----------



今日は待ちに待った新入団試験。

新入団試験っていうのは、まだパーティに参加していない

新しい野良冒険者を、新メンバーを募集している既存パーティが迎えるテストのようなもの。



18歳から参加出来るようになるんだけど、今年18歳を迎えた私は試験への参加券を得て、

試験日当日を迎えた。



試験日は全部で3日。

あたしが一番注目しているのが1日目。

1日目は最強パーティ、有名なメンバーが中心に動く花形の日。

2日目と3日目は、人が足りていないパーティや少人数パーティが多く存在している。



大概の人は憧れのパーティに入ろうと1日目にチャレンジしていくけれど、

試験に落ちて諦め2日目、3日目でパーティに入る。



試験ってのは簡単に言えば1対1のバトルが繰り広げられるトーナメント方式。

行きたいパーティのトーナメントに参加し、優勝者一名だけが入ることができる。



優勝しない限り何度でも色んなパーティのトーナメントに参加できるけれど、

優勝が決まったら必ずそのトーナメントのパーティに入らなければならない。



あたしは兎に角、強いパーティのトーナメント全てに参加するつもり。

それだけの実力はつけてきたし、頑張って修行してきた。

今のあたしならいける。



人を掻き分け、大通りを急ぎ足で歩いて行くと目の前に大勢の人がたむろする広場が見えた。

ここが試験会場か、やっぱり緊張する。



やはり1日目とあってか見たことがある有名なメンバーがあちらこちらにいて

テンションが上がりっぱなし。



あたしはすぐさま有名なパーティ<<グラン・ジュグルデ>>のトーナメント表に名前を書き込み

もうすぐ始まる戦いを待った。



手に汗が滲み出る。緊張からか全く落ち着かない。

もう一度試験の規定を振り返り、違反しないようにしておかないと。



・武器は試験会場で渡される指定のもの。

・ダウンを取るか判定で勝敗が決まる。

・魔法あり、アイテム無し。



わかりやすく見えて戦略が結構大事。経験もまだ浅い若者冒険者同士の対決。

実力に決定的な差はない。


自分のペースを守り冷静に戦えるかが勝負のカギである。



そうこう考えている内に戦うフィールドへ行く事を指示される。

早速第1試合が始まろうとしていた。



第1話へ続く!

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