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初陣


「俺達、もうそろそろ旅にでないとな」


俺は、過去数日間を振り返る。

海に入ったり、柿音と仲良くなったり、武器屋でインテンションを手に入れたり・・

まだまだ遊実と遊び足りなくはあるがこれ以上腑抜けてしまったら俺達の本来の目標を見失ってしまう。


・・俺達は神殺しをして、今の団長夜鬼をぶっ飛ばす。

その為に、この力を手に入れたんだ。


「えー!まだ遊び足りないのだ!」


剣華は、膨れた表情で不満を言う。


「確かに、ここは良い場所だ。ここで穏やかに暮れせたらどんなにいいだろう。・・だけど、本来の目的を忘れたらだめだろ」


「それはそうなのだけどー。分かったのだ!再び冒険するのだ!」


剣華はまだ幼女といっていいほど幼いがこの年特有の甘える事はほとんどない。

言ったことには渋々でもきちんと実行する。

その面を、俺は嬉しいと思いつつ疑問でもあった。


・・あの、幼くあどけない顔にどんな過去があったのか。

柿音の様に恋愛沙汰はないとしても恐らく剣華も普通の子供の様にはいられない過去があるんだろう。


だが、そういう話は無理に聞き出す物ではない。


「じゃあ、いくか!お世話になりました!遊実!」


俺達はこの二日間お世話になった遊実に一礼する。

家に泊まったり海に連れて行ったりと、致せり尽くせりだった。


だが・・


この、おっぱいと離れ離れになるのかー・・・・

あの、巨乳の智癒さんを超す、いわゆる爆乳の持ち主を失うのは痛い。


「遊実?良かったら俺たちと冒険しないか?大歓迎だぜ!」


俺は、最後の希望を込めて遊実に聞いてみた。


「その話は嬉しいんやけどなー。うちはここが気に入ってしもうてんねん。この生活からは抜けられませんわ・・」


遊実は少し、残念そうだ。

・・だが、断られたなら仕方がない。

おれは・・諦め・・られない!!


「遊実・・なら、最後に・・その巨乳を触らせてください!」


俺はカバンの中からその瞬間、5円玉を取り出す。

・・これで、好感度が高かったら触らせてくれる選択肢も出るはずだ!


時間が止まる。

頭の中から選択肢が浮かび上がる!

緊張が走る。ここでいい選択肢が出ればおれは・・おれは・・!


1 顔面グーで殴った後チョークスリーパーするで?


2 顔面パーでしばいた後筋肉ドライバーするで?


3 顔面チョキで目潰しした後コブラツイストするで?


イヤァァァぁぁぁぁぁ!!!!

俺は、動けない身体で絶叫する。

どの選択肢も触らせて貰うどころか死刑宣告しかないんですけどーー!


こうなっては、おっぱい触るどころの話ではない。

・・被害を最小限に抑える努力をするべきだ。

だが、どれも恐ろしい選択肢に俺の思考回路はショート寸前だ。

一体どれがいいのか全くわからない。

・・時間が迫る。

カウントダウンが始まる。

なにかいわなくては・・なにか言わなくては!!!



そして、俺が苦し紛れに放った一言で次の瞬間、身体は頬を思いっきりビンタされた後に身体が宙に舞いましたとさ。


・・今日も空が綺麗だなぁ。


ー....ー....ー....ー....


「よし、じゃあ次の村に向かおうか・・」


「その、身体でいくんですか・・?」


智遊さんは頬が腫れ上がり全身ボロボロの俺を気遣う一言をかける。

やはり、智遊さんは優しいなぁ・・

ボロボロの身体に一つの光を差し込んだ様だ。


・・智癒さんだって、遊実にスタイルは負けてないだろう。

確かに胸の大きさは負けているものアニメの世界でしか見れないような綺麗なピンク色の髪に、クリクリって円らな瞳。顔も整っていてモデルだと言われても疑うことはないだろう。


・・俺は今度は智癒さんのおっぱいを触りたいという衝動に駆られたが、これ以上の攻撃は今日の冒険に確実に響くこととなるだろう。


諦めて、俺達が村の入り口に向かうとそこには一人の男が立っていた。


・・気配だけでわかる。こいつは普通の一般人ではない。

纏っているオーラが明らかに異質。

異様といってもいいだろう。

ギラギラとした目つきから恐らく誰かを待っているのだろう。

君子危うきに近寄らず

逃げた方が賢明だ。

俺達がそそくさと逃げるように立ち去ろうとすると・・


「すいません。あの伝説の剣を抜いた人がいるって聞いたんですけど・・?」


「・・俺のことか?」


男は俺の問いがどこか可笑しく聞こえたのか。

歪んだ笑みを浮かべる。


「そうですか・・やっぱり・・」


次の瞬間、男は・・忽然と姿を消した。


「えっ・・えっ??」


一体どこにいったのだ。

俺の目が可笑しくなってしまったか・・?


「ここだよ。 英雄ヒーローもどきがよ!」


その声が聞こえた瞬間、身体は宙を舞う。

俺の身体は、まるでスーパーボウルの様に吹き飛び、地を這った。


「て・・てめぇ!!」


「悪いが、貴様は消さないといけなくてねぇ・・この世界最強ギルドSOLAの五人衆が一人、隼様がよぅ!!!!」


「いけるな・・インテンション。

お前の初陣だ。」


当たり前だろ。俺様を誰と心得ている!


・・俺は剣を握りしめ立ち上がる。

この剣で・・全てを断ち切る。


「みんな、悪い。手を出さないでくれ。こっからは・・俺のターンだ!!!!」


スピード・・?

関係ない。

俺の道を邪魔する者は断ち切るまで!!!


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