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名前は、まだない  作者: 青山春野
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02

 キリが悪い気がしたので、ついカッとなって投稿。

 超超超短めです。

 本編でこんな短いって、もしかしたらなろう史上初?

 ……そんなわけないか。

 午前10時。

 自分達一行は何の問題もなく件の合宿施設に到着した。何気に今日は土曜日なので渋滞に引っかかるかとも思っていたが、案外早く着いてしまった。両親も――それと彼女の両親も地区のバスツアーに参加していた筈なので、この調子なら向こうも早くあの有名なテーマパークに着くんじゃないだろうか。

 そう言えば。

 朝学校に行く時に、彼女の母親に何か言われた気がする。

 何だっただろうか。

 確か、――――。



「ユウちゃん?」

「――? ん、何だ」

「何だ、じゃないって! 早く行かないと置いてかれちゃうよ?」

「……ああ」

 気付けばバスの中にいるのは自分達2人だけになっていた。視線を動かせば、バスの出入り口から担任がこっちをジッと見つめていた。『まだかな?』っていう思いが顔に思いっ切り書き出されているようだった。

 自分は無意識の内に、自分の肩を突いた彼女の手を掴んだ。

「えっ」

 ガラリとした中を静かに、そそくさと自分達はバスの運転手に会釈でお礼を述べながら後にする事にした。

 ……手を繋いで出て来たのを速攻で担任に突っ込まれ、更にはクラスの視線の鋭さが増して、比例して胃のキリキリした痛みが大きくなった。

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