色んなことを説明してくれる長老は、とにかく話の長さがハンパない。【13】
長老のそばへと歩み寄った俺。
俺と長老はしばらく無言で見つめ合っていた。
立っているのは失礼だと思い、俺はその場に座り込む。
長老と同じ目線位置。
それも失礼だと思い、俺はさらに小さく縮こまるようにして身を丸め、長老よりも低い目線位置から見つめる。
……。
俺が先に話し出さなければいけない雰囲気か? これ。
俺は長老に話しかけようとした。
だが、俺の言葉をさえぎるように手で制し、長老は無言で俺をじっと見つめ続ける。
やがて長老は俺に言った。
「そなたはこの世界で何を望む?」
いや、特に何も望んでないです。
「この世界の事情を知らぬと見受ける。ワシから話を聞いておかなくても良いか?」
いらないです。別にこの世界に長居するつもりもないし、話聞いても仕方ないから。
「これからも、そなたの頭の中で話しかけてくる者の言葉を一方的に受け入れるつもりか?」
え? おっちゃんのこと、何か知ってんのか!?
「→ この世界の説明を聞く。
長老と話すのをやめる。」
→ 長老と話すのをやめる。
「そうか。ならば仕方あるまい」
長老は俺との会話を諦めた。
「そなたから敵意は感じない。だが、そなたの中には恐ろしい力が眠っておる。そなたが平然としておられるのは力を封じる強い呪縛のお陰か」
俺、本当にそんな力持ってるのか?
「今夜はこの村で眠るがよい。だが明け方には早々にこの村を発て。闇がそなたに迫り来る前にな」




