狼さんこんにちわ汗
…という事でなぜか
男子高に入学する事になった。
なんでこうなったんだろ
ってゆーかお母さんの言ってた
“いろいろあった”ってなんだろ。
ものすごい気になるけど
ここは聞かないことにしよう。
どうせ聞いても私の運命は変わらない。
「どうもこんにちはー。里奈の母です」
「あら、どうもー。里奈さんの担任の
黒木と申します。事情はうかがっておりますので安心してくださいね。」
ただ呆然と先生を見る私。
今思うとすごい顔だったろうな。
「じゃあ、よろしくお願いします。
ばいばいーい里奈、ファイトよ‼」
そう言ってお母さんは帰ってしまった。
どんだけ自分勝手じゃい‼
でも男子高に入る事に比べれば…。
はぁー、なんでこんな事に。
「じゃあ行きますか。」
めがねのいかにも気が弱そうな黒木先生に
ついていくと…。
(ワーワー‼)
…なんの騒ぎだろう⁇
声のする方を向くと…
「女だぁぁぁぁ‼」
ま、まじですか。
それにしてもすごい勢いだなぁー。
なんて思ってたらつかの間
私の目の前は真っ暗になった。
『…⁇』
しばらくしてやっと状況がわかった。
そう、私は今狼さんの腕の中。
「だ、大丈夫ですか?」
黒木先生の声。
そしてやっと明るくなった。
まだよく状況がわからない。
でも私の周りにはたくさんの男。
もちろん女は私1人。
「里奈さん、早くこっちへ。」
黒木先生に手を引かれ、私は保健室に入った
「さっきは大丈夫だった?ごめんね。ここの生徒ちょっとだけ荒いから。」
私はここにいていいんですかぁー。
これから三年間もここで過ごすんですかー。
なんて思っていた。