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そしてゲームは始まった

「以上で、ルール説明を終了します。では、次はこの世界の説明をしましょう」


 おお、そっか!!やっぱり、ここ異世界なのか!!だって、世界の説明とか言ってるもん!


「ここは、皆さんが居たであろう惑星、地球が存在する銀河の裏の銀河の中で地球に当たる惑星です。まあ、簡単に言えば、地理が地球と同じという事です。ですが、この星の文化は地球とはまるで違います」


 裏?3次元とか4次元とか、そういう話か?よく分からないけど、とにかく地理が地球と同じって事か!


「例えば、技術面。この世界では、科学技術が貴方達の地球で言うところの、中世ヨーロッパと同じような感じです。文化も、それと酷似しています。しかし、こちらの世界でも、地域による文化の違いがあります。なので、その限りではありません」


 おお!!ファンタジー世界だ!!貴族とかいるのかな⁉


「そして、あなた達の地球とは決定的に違うものがあります。それが、本来なら使用する言語が違うはずの私の言葉が理解できている種、スキルです。このスキルは、生まれつき手に入れる属性スキルと努力などで手に入る固有スキルの2種類があります」


 これって、俺ら全員に与えられた翻訳するスキル?とは違うスキルが手に入るのかな?


「さらに詳しく言えば、今あなた達に与えた様に、スキルによるスキル譲渡、スキル創造などによる獲得スキルは、邪道スキルと呼ばれ、嫌われます。何故なら、努力をせずに手に入れたからです」


 たしかに、俺の会社でも出来る奴が入ってくると部長が才能をつぶすように、ひたすら打ち込み作業をやらせてたな。まあ、あいつは努力したんだろうけど、楽して手に入れた様に見える成果は嫌われる傾向があるのだろう。


「しかし、翻訳スキルを取得していることがばれる心配はいりません。そして、それに準する超常現象、魔法があります。これの中には、魔術と呼ばれる物もありますが、その詳しい内容は各自で調べてください」


 投げやりだな…………。てか、早速始めるのか?


「では、皆さん。これから、地上におとすので、その時に与えられる肉体の説明をします。まずは、ここにいる全員がランダムな家の子供になります。子供の定義は、生まれたばかりの赤ん坊から、10歳までの間です。まあ、このくらいで良いですかね。では、行ってらっしゃーい!」


 そいつはそう言い、白い手袋をしている手をひらひらと揺らす。

 次の瞬間、俺は物凄い眠気に襲われた。


 デス、ゲーム…………。

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